表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
89/145

おいらんセミナー89

「いえ、それでも私はその中に必ず善と言うか正義を貫く人がいると信じたいのです」と菜摘が言った。

七瀬がせせら笑い喚いた。





「悪が悪を滅ぼしても、それは悪でしかないじゃないか、分かって物を言っているのかよ、阿婆擦れが!」




菜摘が冷静な面持ちで答える。





「例えばの話しを申し上げた次第です。一国民として北という悪を滅ぼすのは愛国心に燃えた我が国の善というか、正義ある人であると私は信じたいわけです…」




七瀬が再度せせら笑い言った。





「所詮どんなに正義の名の本に大手術、大粛正が成されようとも、最後に残るのは悪の華でしかないならば、それは北と同義、悪そのものであり、粛正の意味すら無いじゃないか!」





間を置いてから菜摘が答える。





「いえ、それでも私はその中に必ず善と言うか正義を貫く人がいると信じたいのです」





七瀬が嘲笑い再度喚いた。





「何が正義の人だ。ちゃんちゃらおかしいわ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ