表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/145

おいらんセミナー71

「これはあくまでも途中経過としての大筋であり、この大筋がそのまま教科書に反映されるかどうかは、これからの推移を見守りつつ決定して行くつもりです。ですから今使った一味という語句を使用するかどうかは当然ながら未知数となり、ましてやその含みなど、曖昧模糊そのものと言って良いでしょう」と講師は告げた。

風俗研究家が講師に向かって言う。





「それでは、このセミナーの趣旨に則り話しを今一度整理してくれんかね、学者君」




講師が相槌を打ちおもむろに答える。





「教科書に記載すると仮定するであろう大筋を言うと、まず水面下で我が国の民衆を騙し裏側から大衆操作しているのは、北とその一味であると言う事ですね。それに加えて覚醒剤密売や、おれおれ詐欺、パチンコ打ち子詐欺も、この裏操作の目論みの内にあり、この一味が我が国の内外で跋扈暗躍していると言ったところですか」




風俗研究家が講師を睨みつけてから言った。




「一味か。その一味の中に政府高官やエリート官僚及び北の特殊工作員、やくざ等を含ませる意図だな?」





講師が否定する。





「これはあくまでも途中経過としての大筋であり、この大筋がそのまま教科書に反映されるかどうかは、これからの推移を見守りつつ決定して行くつもりです。ですから今使った一味という語句を使用するかどうかは当然ながら未知数となり、ましてやその含みなど、曖昧模糊そのものと言って良いでしょう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ