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おいらんセミナー70

「例えば傍証ではなく確かな物証を持ち寄るにしても、それを元に高官や官僚の名前を名指しして、教科書に載せるのはまずいと自分は感じます。その物証は然るべき筋に開示して捜査をしてもらうのが筋道だと自分は思いますが、このセミナーでは、そちらの学生の方々が申している通り確かな物証を探り当てる事ではなく、あくまでも傍証を持ち寄り検証して行くのが筋道ならば、物証云々捜査の方はその道のプロに任せた方が各自の身の安全を図る意味合いでも肝要かと思いますね」とホスト亭主は言った。

講師が軽く挙手してから口を挟む。





「証拠傍証云々の話しは私がその微妙なニュアンス鑑みて判断しますから。どうでしょうか、今までの討論を傍聴していたお二方の意見を聞かせて下さい?」





促され、先陣を切ってホスト亭主が口火を切る。





「例えば傍証ではなく確かな物証を持ち寄るにしても、それを元に政府高官や官僚の名前を名指しして、教科書に載せるのはまずいと自分は感じます。その物証は然るべき筋に開示して捜査をしてもらうのが筋道だと自分は思いますが、このセミナーでは、そちらの学生の方々が申している通り確かな物証を探り当てる事ではなく、あくまでも傍証を持ち寄り検証して行くのが筋道ならば、物証云々捜査の方はその道のプロに任せた方が各自の身の安全を図る意味合いでも肝要かと思いますね」





引き続き沈黙を守っていた菜摘が意見する。





「私もそう思います。教科書は公共物であり、それに道徳倫理の教科書は歴史史実ではありませんし。個人名を記載云々の話しは後世の歴史史実教科書に記載云々の判断を計ってもらう観点からも、今この場では自由に傍証を持ち寄り、活発に討論した方が良いと思います」

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