おいらんセミナー68
「パソコン打ち子詐欺やおれおれ詐欺を北の特殊工作員がやっている確かな証拠をここに開示してみろよ、出来るのかよ、あんちゃんよ?!」と七瀬が息巻いた。
でっぷりとした男子大学生が言う。
「しかし我が国には北の特殊工作員が十万人位潜んでいて、各セクションで諜報工作を隠密裡に成しているのですよね」
七瀬が詰問する。
「あんた、その情報何処で入手したのさ?!」
怯みつつもでっぷりとした男子大学生が答える。
「書籍やネットで調べました…」
七瀬が風俗研究家を一瞥してから、あざとく高笑いして大上段に告げた。
「又憶測ネタかよ。そんなの何の根拠も無いじゃないか。だったらさ、その特殊工作員とやらをここに連れて来てあんたが尋問してみろよ。出来るのかよ、青二才君よ?!」
でっぷりとした男子大学生が一度深呼吸してから答える。
「それは出来ません。でもおれおれ詐欺やパソコン打ち子詐欺は彼等の大衆操作的工作による仕業かと思うのですが、違いますか?」
七瀬が腹を抱えんばかりに顎を上に向け嘲笑い言った。
「パソコン打ち子詐欺やおれおれ詐欺を北の特殊工作員がやっている確かな証拠をここに開示してみろよ、出来るのかよ、あんちゃんよ?!」