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おいらんセミナー67

「我が国は水面下で既に激しい諜報合戦の戦時下である事を類推鑑みると、在日の研究員の皮を被った北の工作員が親北官僚のコネを手繰り寄せ、白衣を着て研究員に成り済ます事も可能ですよね。違いますか?」とでっぷりとした男子大学生は言った。

七瀬がまくし立てる。





「おい、帽子のお嬢ちゃん、あんた恐れ多くも国に因縁つけて喧嘩売っているんじゃないよ。国の高官やエリート官僚が水爆の工学技術を北に売ったら、それは正に核弾頭を自分に向ける自殺行為そのものじゃないか。いくら何でもそこまでする馬鹿なエリート官僚はこの国にはいないぞ。絶対にな。違うのかい、帽子のお嬢ちゃんよ!」




帽子を被った女子大生を手で制してから、でっぷりとした男子大学生がおもむろに答える。




「帰化した在日の北絡みの工作員が研究員として研究所に入っていれば機密情報も流出させる事も可能ですよね?」




七瀬がせせら笑い反論する。





「そんなの有り得ないね。根拠も無しに言葉を垂れ流しにしているんじゃないよ、大学生風情が!」





でっぷりとした男子大学生が臆す事もなく答える。





「我が国は水面下で既に激しい諜報合戦の戦時下である事を類推鑑みると、在日の研究員の皮を被った北の工作員が親北官僚のコネを手繰り寄せ、白衣を着て研究員に成り済ます事も可能ですよね。違いますか?」





七瀬が嘲笑い言った。




「あんた、三文スパイ映画の見過ぎだよ。馬鹿も休み休み言いなよ。アホくさ!」

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