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おいらんセミナー57
「国を建て直す為の粛正ならば、汚職官僚の屍がどんなに出ようとも構わないと思います。これは維新以来の大革命なのですから」と長身の男子大学生は言った。
風俗研究家が眉間に縦皺を寄せてから言った。
「それならば、あんたの言う通り、北と黒い組織の事のみを記載して後は自然発生的に起きるであろう癒着官僚疑惑の数々を、一つずつ踏襲するやり方をすれば良いではないか」
長身の男子大学生が言った。
「それでは手緩いのです。正々堂々と明記して粛正の嵐が吹くように仕向けないと、この国はいずれにしろ破滅してしまいますから」
風俗研究家が反論する。
「国の内外で難問が山積している折り粛正の嵐など吹いたら、国の三権の基幹が危ういものとなってしまい、それこそ国の破滅に繋がってしまうぞ、青二才君」
長身の男子大学生が突っぱねるように反論する。
「国を建て直す為の粛正ならば、汚職官僚の屍がどんなに出ようとも構わないと思います。これは維新以来の大革命なのですから」