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おいらんセミナー41

「そうですよね。万物流転の法則、所業無常の理をじっとおもんばかれば、今の世の中がいかに貪欲強欲に狂い、人を苦しめて当たり前のものとなっていて、いかに狂っているかが分かりますよね。もっと大切な事は単純明解、人を思いやる優しさなのに、皆、それを軽んじ疎んじる、正に狂気の時代だと思います」と菜摘はいみじくも言った。

感慨深い間を置きホスト亭主が言った。

「今の世の中と言うのは本当に狂っているのですよね。民衆を美徳に導く筈の上の人間が金に狂い、貪欲強欲を金科玉条のように奨励し、民を差別蔑視して貪る事が逆の意味での美徳とされ、人を苦しめる行いに酔いしれ、とことん貪り尽くしている。それを我が同胞たる在日が日本人に対する積年の復讐だと正義の旗印を掲げ、狂喜しながら行っている。でも平家物語ではありませんが、荒らぶる者も猛り狂う者も、奢り高ぶる者も久しからずの倣い通り、全て滅して行くのに、万象一期一会の理をを慈しむ事もなく、狂喜乱舞している。日本人も朝鮮人もなく、皆同じ人間なのに、こんな世の中は全くおかしく、異常でしかないのに、それを皆正常だと思っているのですよ…」

菜摘がいみじくも答える。

「そうですよね。万物流転の法則、所業無常の理をじっとおもんばかれば、今の世の中がいかに貪欲強欲に狂い、人を苦しめて当たり前のものとなっていて、いかに狂っているかが分かりますよね。もっと大切な事は単純明解、人を思いやる優しさなのに、皆、それを軽んじ疎んじる、正に狂気の時代だと思います」