おいらんセミナー35
「そうですね。在日は総連とか共同体を通して、言わばセレブとして日本人の尊敬を一身に集めるこの国の中枢部、北との太いパイプ役なのですが、そこにも持たざる者と持つ者の格差は生じていて、その内部告発が功を奏するかどうかが、今回のセミナーの是非になりますね」と菜摘は言った。
間を置きホスト亭主が尋ねる。
「どうですか、タレント事務所や、タレントには在日が多いと聞きますが、それは本当の話ですか?」
菜摘が頷く。
「そうですね。ほぼ体制を占めていると言って良いと思います。うちの事務所の社長も在日だし」
単刀直入にホスト亭主が尋ねる。
「自分も在日で、これはある種身内の恥を晒す事に成り兼ねないのですが、どうですか、芸能界の実際問題覚醒剤の汚染浸透度合いは?」
「これは北絡みの利権を孕んで、その浸透度合いは絶大なるものがありますね。薬やっていない芸能関係者などいないと見た方がいいですね」
ホスト亭主がしきりに頷き答える。
「そうですか。それじゃ、その情報と言うか事実関係が司直絡みに漏れるのを、在日の社長が日本人の官僚筋有力者に金で働きかけて、揉み消しているのが実態なのですね?」
菜摘が恭しく頷き答える。
「はっきりと言えばそうですね。この国の中枢部は既に在日に押さえられていて、その辺りが今回のセミナーの教科書記載事項になる突破口なのですが、在日の中にも格差は広がっていて、内部告発する者もいるわけですよ」
ホスト亭主が答える。
「成る程。日本人を金の力で押さえつける逆差別社会の中心的存在、在日の中にも微妙なる温度差と言うか格差はあるわけですね?」
菜摘が答える。
「そうですね。在日は総連とか共同体を通して、言わばセレブとして日本人の尊敬を一身に集めるこの国の中枢部、北との太いパイプ役なのですが、そこにも持たざる者と持つ者の格差は生じていて、その内部告発が功を奏するかどうかが、今回のセミナーの是非になりますね」