おいらんセミナー16
「いずれにしろ、そんな詭弁はたかが可能性論の域を出ておらず、通用しないわけじゃ。だから教科書に記載するならば、北の官僚が覚醒剤パチンコ云々と記載すべきであり、我が国の愚直とも言える官僚機構を愚弄する文章の記載は断じて許せまじと言う事じゃ」と風俗研究家は言った。
風俗研究家がせせら笑い告げる。
「いずれにしろ、そんな詭弁はたかが可能性論の域を出ておらず、通用しないわけじゃ。だから教科書に記載するならば、北の官僚が覚醒剤パチンコ云々と記載すべきであり、我が国の愚直とも言える官僚機構を愚弄する文章の記載は断じて許せまじと言う事じゃ」
ホスト亭主がいみじくも反論する。
「それは別段構いませんが、それがマキャベリズムに則るデマに活用され、内憂転じる外患の国威発揚に利用されるならば、自分も断じて許せませんが、どうですか?」
風俗研究家がにんまりとしてから答える。
「北は明らかに外患ならば、それを外患と定義付けて何処が悪いのじゃ、ホスト君?」
ホスト亭主が反論を繰り返す。
「その教科書記載こそが偏った大衆操作そのものだと、自分は言いたいのです」
風俗研究家が再度せせら笑い言った。
「ならば付随して、警察機構はパチンコ打ち子詐欺を証拠不十分、面倒臭いから取り締まらないと付け加えれば良いじゃないか」
ホスト亭主が無表情に言って退ける。
「それこそが正に詭弁でしょう」