おいらんセミナー136
「そこを精査した北勢力が利権奪取の為に鋭意謀り事をして持ち込んだイデオロギー人心大衆操作の賜物である事は間違いなく、その結果人心は捏造された差別偏見蔑視の構造意識に膠着凝り固まり、格差社会、階級闘争を繰り広げて来たわけです。その軋轢混乱は人心を心底腐らせ、人間が本来的に持たなければならない、慈愛や情けを地におとしめ踏みにじり、人の不幸は密の味という巷の下世話な諺に則り、世の中は腐り、泥沼化しているのが現況の有様だと言えるでしょう」とホスト亭主は発言した。
ホスト亭主が発言する。
「今、イデオロギーの変遷を鑑みると、いにしえ戦前は民が貧しい中、我が国は現人神たる天皇を元首とした全体国家神の国と謳われ、それ以前は戒めを遵守する清廉潔白を旨とした、心の美を本懐とする武士道が世の大勢を占めていたわけです。勿論そこにも善悪の価値観は絶対的にあり、罪を犯せばそれを償う戒めとしての厳罰制度は存在していて、貧しいが故に様々な民の苦渋苦悩苦労は在ったのですが、戦後から現在に至るまでの醜いだけとも言える貪欲強欲快楽至上主義の蔓延は金輪際無かったわけです。これは戦後自由平等を旨とした平和憲法を導入したアメリカサイドの教化によるベースがあり、そこを精査した北勢力が利権奪取の為に鋭意謀り事をして持ち込んだイデオロギー人心大衆操作の賜物である事は間違いなく、その結果人心は捏造された差別偏見蔑視の構造意識に膠着凝り固まり、格差社会、階級闘争を繰り広げて来たわけです。その軋轢混乱は人心を心底腐らせ、人間が本来的に持たなければならない、慈愛や情けを地におとしめ踏みにじり、人の不幸は密の味という巷の下世話な諺に則り、世の中は腐り、泥沼化しているのが現況の有様だと言えるでしょう」
菜摘が恭しく頷き答える。
「そうですね。その意見は正に的を射ている意見だと私も思います」