おいらんセミナー135
「私はあんたなんか味方だと思ってはいないけれど、自分の国が野蛮で低俗なる上層部が支配する国に乗っ取られるのは見てはいられないし、虚実相塗れるメディアに振り回されて右往左往していても仕方ないし、己の五体を以って現実問題として野蛮国家北糾弾をしに馳せ参じた次第さ。阿婆擦れさんよ」と七瀬は息巻いた。
七瀬が菜摘に言う。
「私はあんたなんか味方だと思ってはいないけれど、自分の国が野蛮で低俗なる上層部が支配する国に乗っ取られるのは見てはいられないし、虚実相塗れるメディアに振り回されて右往左往していても仕方ないし、己の五体を以って野蛮国家北糾弾をしに馳せ参じた次第さ。阿婆擦れさんよ」
菜摘が会釈してから微笑み返礼した。
「有り難うございます。よろしくお願いします」
七瀬に続いて風俗研究家が意見を述べ立てる。
「わしもあんたの見解意見には全面的に賛同はしていないが、我が国が北の植民地に成り下がり、潜入闇を跋扈している特殊工作員が大衆を弄ぶように人心操作しているのは我慢ならず、それを放置したら我が国は存亡の危機に陥る事間違いないので、敢えて参加した次第じゃ」
菜摘が風俗研究家に向かい七瀬にしたのとおなじように会釈してから改まった口調で返礼する。
「有り難うございます。七瀬さん同様よろしくお願いします」