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おいらんセミナー133

「講師に張り付いていたガードの者が拉致られ、相手はこちらが捕らえて尋問している者との人質交換を申し出ているのですが、如何なさいますか?」と水沢会長直属の配下の者が水沢会長に伝えた。

水沢会長の電話が鳴った。





電話を耳に充て水沢会長が相手の伝達事項に聞き耳を立てる。





伝達口の向こうで配下の者が言った。





「講師に張り付いていたガードの者が拉致られ、相手はこちらが捕らえて尋問している者との人質交換を申し出ているのですが、如何なさいますか?」





黙考する間を置き水沢会長が落ち着いた口調で答える。





「尋問している者の口を割らせてから交換に応じろ」





「いえお言葉ですが会長、その者は頑強に抵抗して黙秘を徹頭徹尾貫いています。この調子では口を割るどころではなく、我が陣営のガードが拷問の果てに殺害されてしまいます」





又しても水沢会長が黙考してから応じる。





「とにかくぎりぎりまで粘って何とか口を割らせてから交換に応じろ。分かったな」





固唾を飲み水沢会長直属の配下が答える。





「はい、了解致しました」

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