おいらんセミナー128
「そうじゃな。租税詐欺、覚醒剤やパチンコの巨大利権が損なわれた時、彼等は一斉に武装蜂起して、それに連動して北が宣戦布告、中国などもその宣戦布告に便乗し、アメリカは日本に協力する振りはするが、裏で我が国包囲網を狭める戦略を取るのが外交のパワーバランスだからな。それは当然じゃろう」と水沢会長は言った。
菜摘が固唾を飲み尋ねる。
「ならば過去から現行政府に至るまで、そういったシュミレーションの本に国民を平和ボケした状態にして、戦争を回避し、北の利権を恣意的機密事項として温存し、その恩恵に預かる安直と言うか安全弁を堅持し、私腹を肥やす道を選んでいるのでしょうか?」
水沢会長が答える。
「その可能性も大いにあるじゃろうな。じゃからこそ親北官僚と、それを束ねる政府高官がいるのじゃから、それはほぼ間違いないじゃろう」
菜摘が尋ねる。
「ならば北の特殊工作員は利権の番人とも呼べますね?」
水沢会長がコーヒーを飲み、答える。
「そうじゃな。租税詐欺、覚醒剤やパチンコの巨大利権が損なわれた時、彼等は一斉に武装蜂起して、それに連動して北が宣戦布告、中国などもその宣戦布告に便乗し、アメリカは日本に協力する振りはするが、裏で我が国包囲網を狭める戦略を取るのが外交のパワーバランスだからな。それは当然じゃろう」
「恐ろしいですね」
水沢会長が即答する。
「外交も飴と鞭が表裏一体。裏技が物を言うからな。それだけの問題じゃろう」