おいらんセミナー121
「その通りじゃと思う。笑い草ではないが、この国の日和見ノンポリ無知蒙昧指数は怒髪天を突く勢いじゃからのう。例えば千円貰っても、総連セレブらに加担して、澄まし顔をしている始末じゃろう」と風俗研究家は言った。
風俗研究家が反論する。
「我が国の民衆は、最前までの話し通り、日和見主義、快楽至上主義の烏合の衆じゃから、まあそれに差別偏見蔑視構造意識の操作分断工作が功を奏し、一つにまとまる事能わずならば、これ則ち総連セレブらの買収工作に便乗して人心は一つにまとまる事など有り得ないと、わしは思うが、どうじゃろう?」
帽子を被った女子大生が尋ねる。
「差別偏見蔑視、階級闘争、分断工作が自然淘汰に依り瓦解する程の危機を迎えているにも関わらず、国民は一つにまとまらないと、そうおっしゃりたいのですか?」
風俗研究家がけだるそうに深呼吸してから答える。
「その通りじゃと思う。笑い草ではないが、この国の日和見ノンポリ無知蒙昧指数は怒髪天を突く勢いじゃからのう。例えば千円貰っても、総連セレブらに加担して、澄まし顔をしている始末じゃろう」
帽子を被った女子大生が顔をしかめ言い放つ。
「悦び勇んで挙国一致悪魔に魂を売っているのが我が国国民だと言いたいのですか?」
風俗研究家が答える。
「その通りじゃと、わしは思うわけじゃ」