おいらんセミナー11
「パチンコ打ち子詐欺等はその典型的な凡例でしょうね。その一味には北の特殊工作員が一枚噛んでいる可能性が高いと自分は思います」とホスト亭主は言った。
風俗研究家が言う。
「ならば北は覚醒剤の密売ルートを全面的に押さえ、他にも詐欺の一味を懐に加え、巨大なる利潤を上げて、官僚機構のみが潤っていると言うわけか?」
ホスト亭主が答える。
「パチンコ打ち子詐欺等はその典型的な凡例でしょうね。その一味には北の特殊工作員が一枚噛んでいる可能性が高いと自分は思います」
風俗研究家が破顔し愉快そうに笑い言った。
「軍事訓練をしている筈の特殊工作員がパチンコ打ち子詐欺の実践をして金儲けか。北の軍隊も地に堕ちたものだな」
ここで機転良く菜摘が意見を差し挟む。
「地に堕ちたどころか、所謂軍事馬鹿ではなく、至って柔軟で優秀な証だと私は感じますが」
七瀬が又しても菜摘を愚弄する。
「てめえに何が分かるんだ。黙っていろよ、阿婆擦れ!」
でっぷりとした男子大学生が再度七瀬の発言を攻撃する。
「止めて下さい。菜摘さんを愚弄するのは僕が断じて許しませんよ!」
七瀬が嘲笑い言った。
「おやおや、こんなところにも阿婆擦れ女は隠れファンを作って、自分をガードして貰っているならば、大した福徳よね。たまげたものよね」