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エセエッセイ  作者: UYAM
3/6

言花(コトバナ)— 心に残っているヒトコト —(2019.07.19)

まるで心に活けられた花のように。

私を彩ってくれる、鋭い針を隠してくれる、そんな言葉たち。


こんなこと言われて、今の私になりました。

自サイトにも掲載しています。

「誰もやらないなら、貴女がやってあげればいいじゃない」


小学校3〜4年生くらいのときに母に言われたコトです。よくある、男子が掃除当番ちゃんとやってくれない! みたいな愚痴を言ったときのことでした。そのときはどう思ったんだったかな。納得はしなかったと思うけど、反発もしなかったように思います。えー…でもー…、みたいな、消化不良だけど良いこと言ってるのはわかる…的な。


あれから数十年が経つわけですが、未だに心に強く残っています。…残っているだけで、実践しているわけではありませんが。母もね、お人好しな方ではあると思うけど、なんでもかんでも「私がやってあげるわ」みたいなこともなく。むしろ家事が苦手だったようで、けっこう文句言いながらやってた記憶のほうが強くてですね…。だからあまり「私もそうしよう!」とか思わなかったのかもしれない。でもそのかわりに「あぁ、親としての発言なんだな…」と変な感心をしました。親として娘のことをちゃんと考えてくれてるんだなぁ、とぼんやり思っていたかもしれない。



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「お手伝いは自分のことができるようになってから」


お手伝いざかりの娘にこういうことを言うと、気が利かない大人になるのでご注意ください…。


母は、台所など自分の領域を荒らされるのが嫌いなタイプで、小さい頃は「お手伝いする〜♪」というと断られました。この頃のお手伝いは散らかすと同義なので、まあ、気持ちはわかりますけどね(笑) 成長するにつれ、お手伝いがきちんと手伝いになっても、変わらなかったなぁ。でも、あえて手伝うと言わずにこそっと食器を洗っておいたりすると嬉しそうにしてくれるので、何も言わずにやっちゃえばいいんだ、という今の私が出来上がったのかもしれない…。



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「同じ助詞は続けない、同じ漢字(単語)は続けて使わない」


授業でレポートを書くようになって、兄に言われたコトでした。これが文法的に正しいかは…そういえば考えたこともなかった…おいておいて、そうしたほうが文章として美しく思えるので今もなるべく守っています。守るというか、もう染み付いているというか、落ち着かなくてそわそわするというか。もちろん上手くコトバを組み立てられなくて、繰り返してしまうこともあります。そういうときは、けっこう悔しい思いをしています(笑)



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「出されたものは残さず食べる」


小学校高学年の時、友人に言われた…というか、話に出てきた…コトでした。なにか食べていたとかでもなく、説教されていたわけでもなく、どんな会話の流れだったかは思い出せませんが。なんかこう、私の中に躾的な重さを持って残っています。


ピーマンとかの苦い野菜、人参や椎茸の変な甘みを始めとして好き嫌いは多いのですが、外ではこのコトバのおかげで我慢して食べられています。明らかに量が多いものを無理して食べたりは、しないですが…。うん、1回だけ、オムライスに大量の椎茸が乗っかっていて、我慢して全部食べたら気持ち悪くなったので…。無理良くない。でも残りちょっとなら頑張って食べよう、とはしてしまいますね。


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