ブクマ・評価・感想・レビューについての私見(2019.07.15)
ふと、そうだエッセイジャンルの作品を読もう! と思ってここ数日はあれこれ楽しませていただいています。テーマを絞ったエッセイ、筆者さまの立ち位置が明確な日記なんかが特に好きです。それとは別に「なろう」の機能である「ブクマ・評価・感想・レビュー」についての記事も思わぬ気付きがあったりして面白いです。
読めば書きたくなるのが人の性と申しましょうか(笑) 自分も参加したくなってしまいました。ちなみにですが、本当にただの私見であり、評価等を推奨する目的でも、感想をもらうためには等のHowTo記事でもありません。
お手軽順に並べてみました。
《ブックマーク》
実態調査の記事で知ったのですが、ユーザー登録をしないで利用している人が多いということに大変驚きました。確かに私も最初は登録しないでブラウザのブックマークで代用していたなぁ…と思い出しましたが、今はもう「なろう」のブクマ――しおりと更新通知機能――なしでは生きていけない! くらいです。とても便利です。というよりは更新されたら読みたい作品をいちいち更新されてるかも分からないのに開くの? 時間の無駄過ぎない? と思うのは私がそういった作品をたくさん楽しみにしてるからか。登録していな人はそれで事足りるか、別のツールとかがあるのかもしれませんし。
それはともかく、ブクマに関する記事で気になったのが「ブクマ剥がし」でした。ちょっと引きました。私もこうして作品を投稿したりしますが、数も少ないし、反応が欲しかった若かりし頃はとうに過ぎてしまったので、気持ちとしては完全に読み専です。なので作者側の意見は理解できるけど共感できなかったです。こちらとしてはお気に入りの作品以外についてはポイントの増減など知ったことではないので…。
読む前の積読はブラウザのブクマに溜め込みます。読んでみて気に入ったら「なろう」のしおりを挟みます。読み進めてやっぱり趣味に合わないなと思ったらブクマ解除するし、完結してもう読み返さないなと思っても解除します。自分がそれされたらどう思うんだよ!? と思われるかも知れませんが、基本的に自分がされたらイヤことはしない主義なので、自分がやっていることをされても「さもありなん」としか思いません。もちろん残念に思うでしょうが、それも含めて…です。
とは言うものの、私だってブクマしてもらえたら嬉しいので、人様の作品のブクマ解除に罪悪感が全くないとは言いません。でもやっぱり、読む側としてはしおりとしての機能性を重視したいのです。なので作品への応援は別の方法で行いたいと思います。
《評価》
そこで最もお手軽なポイント献上方法が、評価ではないでしょうか。匿名で、上手い言葉を並べる必要もなく、ポチポチポチで完了しちゃう。実は少し前まであまりこの機能に目が向いておらず、慌てて完結済みでブクマを残している作品の評価を送信して回りました。今はなるべく「楽しい作品をありがとう!」の気持ちでポチっています。
でも、実際に「評価を送信しよう!」と思って実行するにも、けっこうな熱量、あるいは瞬発力が必要です。別にね、評価するに値しないとか、偉そうな気持ちでいるわけではないのです。多分まだ、評価を送信することが習慣になっていないだけだと思うんです。もしそういった作品を評価するならきっと1ptから3ptでしょう。ちなみに私にとっては1ptはマイナスではありません。評価されなければ0ptなのだから。それを考えたらブクマと同じ2ptもらえるんですよ? 評価をする人自体が少ないらしい現状では立派なプラスだと私は思います。(評価するのが当たり前な状況になったら考えも変わるかもしれません)
ところが、目からうろこの意見がありました。
「1pt:1ptの評価は批判と同義である」
マジで!? と思いました。だって、さっきも言ったけれど、評価されなければ0ptだけど、それで少なくとも2ptはもらえるじゃん……と思っていました。5ptずつもらえたほうが嬉しいのは当たり前としても、評価してもらえるだけ嬉しい…とはならないんですね。それともそう言っていた方は評価をもらうこと自体は普通くらいなのかしら。それともやっぱり私の意見が読み専に寄りすぎているのか。
1ptが低評価だとは認識しています。私だって評価を送る時は4ptか5ptですから。というかそのくらいの高評価を送りたい! と思うときでないと送信しないと言いますか。うーん、でもそうか、評価するクセをつけようと思って、もっとポチろうかと思っていたけど、低評価を送るくらいならやめておいたほうがいいのか。このへんはちょっと様子見ですかね。
《感想》
評価するよりも爆発的なエネルギーが必要になります。いままでいくつか感想を投稿させていただいていますが、どれも面白すぎて一気読みしてこの興奮を感謝と共に伝えたい! と熱くなった作品ばかりです。それくらいの熱量がなければ書けないくらい、大変なものなのです。こうしてだらだらとエッセイ書くよりも、気を遣うし、時間もかかるし、投稿したあともおかしな文じゃなかったかなとか語弊があって気を悪くされたりしてないかな、と気をもみます。でもそれを押しても届けたい! 伝われこの感謝! 貴方様は最高です!! という想いのもと、書き綴るのです。1時間くらいかかります。気軽になんて書けません。そういう性分です。
あと、すでにたくさん感想がついていると、遠慮してしまいます。自分が書くよりも素晴らしい感想があるのだから、私なんかの底の浅いものを読ませて作者さまの貴重な時間を奪うなんて罪だと思うし、自分の感想が皆の感想が違っていたら恥ずかしいし、ご気分を害してしまうかもしれない、とかも思います。
気にしすぎ……とは思春期の頃によく言われました。
なので最近は、Twitterで一言二言の感想をつぶやいたりしています。これなら感想のご返信を意識しないですむし、本当にただ一言「面白かった!」で許されるので。もちろん感想なんてものはどんなに短くとも作者さまご本人に届けるべきとは重々承知しています。でもこういう面倒くさい人間もいるのでね、どうかお許し頂きたい、あるいはエゴサとかして頂きたい…。
そしてたまにですが、Web拍手が設置されている作品があります。これも小心者にとっては嬉しいです。評価と違って何度もポチれるし、メッセージに返信不要のチェックボックスなんかがあると、小躍りして送ります。拍手も標準で設置してほしいくらいだけど、リスクのほうが大きいのかなぁ。匿名だから悪い言葉も投げつけやすいもんねぇ。
《レビュー》
責任重大すぎて無理です。感想だけでも非常に気を遣うのに、レビューとか! 感想はあくまで「私はこう思いました」じゃないですか。でもレビューは「この作品はこうです」でしょ!? 多少緩くして「この作品のここが良いです」としても…。そんなの読み手によって違うんだから、レビューと違うぞってなって、それが先入観になって作品を楽しんでもらえなかったら? そもそもが作者さまの意図と違っていたら? 自分が恥をかくだけならまだしも、誰かに迷惑をかけるかもしれない、それがお勧めしたいほどの作品の作者さまだったら、なんて恐すぎます…。
ところで、人様のエッセイで「連絡もなしにレビューを書いて……」というような言及があったのですが、レビューって書くのに許可がいるんですね? 書く予定もないので調べていないし、あってもローカルルールだろうなぁ、とは思いますが。これで更に敷居が高くなりました。変な言い方だけど書き逃げならともかく、作者さまとやりとりの上でなんて、よほど文章に自信がないと無理ですわ…。
今更ですが「小説を読もう!」のトップページに新着レビューが表示されてたんですね。私は他人の感想は参考にしないタイプなので、全然気にしていませんでした。人様の感想を見るときは、自分が持った感想と同じものがあったら「だよねー!」と喜んだり、違うものがあったら「そういう見方もあるのか…」と参考にしたりしなかったりしたいときで、その作品を読む前にレビューや感想を見たりはしないな…。でも表示されているということは需要があるということで、お勧めのスケルトン小説をレビューしたい! でも上記の理由で無理ぃ!!
それぞれについて好きに書いてみました。共感することがあったり、反論を持ったり、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
※三点リーダが1つだったり2つだったりするのは、個人の視覚的嗜好に基づいています。2こだとくどいなと思ったら1つにしたり。誤字ではありません。このへん好みが分かれると思いますがご了承ください。