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収穫の儀(ハーベスト)

誤字脱字があるかもしれません、ご了承ください。



投稿が空いてしまって申し訳ございませんでした!!!!<(_ _)>〈 ゴン!〕



大量の魔素が流れてくる感覚と同時に全身の魔力が跳ね上がり、その魔力で皮膚が引き裂かれ、気を抜くと体が破裂しそうだ。



「あ゛ぁ゛ぁぁ゛ぁぁぁ゛ぁあ゛!!!!!」



叫びすぎて既に喉は裂け、鉄の味がする。



「アミィちゃん!最初は魔素を魔力に変換するために、特に激痛が走るわ!頑張って!!!」



ヴィーの声が遠く聞こえる。

あまりの痛みに意識を刈り取られ、そして痛みによって覚醒される、それの繰り返しだ。



「あ ゛ぁぁあ゛ぁあ……あ゛ぁ…あ゛………」



とうとう喉が完全に裂け、声が出なくなる。



あまりの惨状にカレアは目を逸らし、リルでさえ顔を引きつらせている。










「…………」




術式開始から3日が経過し、ようやく魔素を魔力に変換し終え、痛みが少しだけ和らぐ。


引き裂かれた皮膚は自らの膨大な魔力の循環の影響で一瞬で修復され、また引き裂かれを繰り返し、ようやく引き裂かれずに落ち着いてきた。


だが全身の血管は浮き出て、目は真っ赤に血走っている。


この3日間、何千、何万と術式を受けたことを後悔した。




「――取り敢えず、山は越えたみたいね……」



ヴィーネスは額に大量の汗を流しながら術式を維持している。


この術式はもちろんアミィが1番辛いがヴィーネスにも相当の負荷がかかる。


ヒューレの大森林ほどの広大な土地の魔素をアミィの体が破裂しない程度に流し込み続けなければいけない。


この3日間、カレアとリルにサポートして貰っているとはいえ、飲まず食わずで集中力を維持し続けているのだ。


サポートしていたカレアとリルにも疲れの色が見えるが2人とも、目の前のアミィを見て弱音なんか吐いていられないと奮闘している。



「ふぅ……ふぅ……」



「アミィちゃんの呼吸も少し落ち着いてきたみたいね、2人とも支援魔法を解いていいわ、少し休んでなさい」



「し、しかし」



「私は大丈夫よ」



「――わかりました……」



「――了解しました」



カレアとリルは支援魔法を解き、ばたりとその場に座り込む。



2人は支援魔法無しでも何も変わらずに魔法を維持し続けているヴィーネスを見てただただ格の違いを思い知らされる。



自分たちは支援魔法を維持させるのでいっぱいいっぱいなのに、目の前の皇帝はそれよりも何十、何百倍も複雑な魔法を維持し続けているのだ。



目の前の神秘的な魔法を見て改めて思う、この方についてきてよかったと。

















⚪⚫⚪




アミィの収穫の儀(ハーベスト)が開始された次の日、

会議室には森妖神族 (ハイエルフ)の2人とアイミス、そしてエルメルスの幹部の森妖精族(エルフ)全員が集まっていた。



「今、話したように、2週間後には元魔王軍幹部フィットレン率いる魔物の軍団がここエルメルスに集まってくるわ」



「今配った資料に魔物の配置、進路、その他もろもろ全てまとめてあるわ」



ミュールとプランがヴィーネスの読みを資料にまとめたものを全員に配る。



「この資料は皇帝が予測された資料よ、恐らくこの通りに敵が侵略してくる」



皇帝が直々に予測したとあってか、食い入るように幹部達が資料を読み込む。



「だが、フィットレンも馬鹿じゃない」



突然発言したアイミスに視線が集中する。



「魔物の1万と率いたぐらいでエルメルスが落とせるとは思ってないだろうね」



「――ということはつまり……」



やはり大国エルメルスの幹部たちとあってか、皆頭のキレも早くすぐに答えにたどり着く。



「そう、フィットレンは魔物自体にはあまり成果を期待していない、魔物を全て殲滅した先に何かを期待している」



「魂、ですかな?」


見た目は美女だがおばさん臭い口調の幹部の1人がぽつりと呟く。


アイミスは少し驚いた。


魂についての知識まであるものがいるのか、やはりエルメルスの幹部は侮れないね


「――流石だね、話せば長くなるから省略して説明するけど魂には膨大な魔力のエネルギーがあってね、フィットレンはそれで何かをしようと企んでるんじゃないかと思う」


これがアイミスとヴィーネスが導いた予測だった、が、何をするかまではこの2人でも導けなかった。



「取り敢えず、この2週間、エルメルスの民には出来るだけエルメルスの中心にに避難してもらうわ」



エルメルスの領土は広大なので魔物1万程度では全く囲むことが出来ない、ヴィーネスの予測では北東、東、南東の3方向から攻め込んでくるとのことだが万が一にもヴィーネスの予測が外れてもエルメルスの中心なら防衛がしやすいのだ。



「1週間で住民の全ての避難の完了、そしてもう1週間で全ての軍を展開する」


「早速だが各自、治めている土地の住民を一人残らずエルメルスの中心に避難させよ!!

中心での衣食住は手配するが全てに行き渡るのに時間がかかる、それに漏れがあるかもしれない、なので出来るだけ食料など運べるものがあれば運んで欲しいと民に伝えてくれ」



「「「「「はっ!!」」」」」



ミュールが幹部全員に指示を出すと同時に速やかに幹部達が動き始める。


ミュールからは、ヴィーネスに似たカリスマ性を感じる。


アイミスは迅速に動き始めた幹部達を見ながら感心していた。








ご拝読ありがとうございます!!



まだまだ続きますので今後ともよろしくお願いします!!

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