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天才の目覚め

誤字脱字があるかもしれません、ご了承ください。


本線2回戦第2試合は接戦の末に中肉中背の男が勝った。


「本戦2回戦、第2試合の選手の入場です!」


ミリアが出てくる、その顔に1回戦の時のような歪んだ笑顔は一切なく集中しきっている、といった顔つきだ。


「――少し目が覚めたわぁ……」


ミリアは思う、アミィのことが大好きだ、狂おしいほどに。

だからこそ戦いだけは、全力で向き合わねば、アミィの魔法を、生き様を否定してしまうことになる。


(アイミスさんにも感謝しないといけないわねぇ、アミィちゃんをここまで立派に育ててくれたんだもの)




「……アミィ、あんた、あの子に何か言ったのかい?」


出てきたミリアの顔つきを見てアイミスは驚いた。


「うん、必ず優勝する宣言をしてきたよ」


「そうかい」

(驚いたね、あの子の顔つき、まるで別人だ)



「それでは本戦2回戦、第3試合――始めっ!」



影ノ偏執狂者(ダークネスストーカー)


光源(ブライトソース)


ミリアは素早く2つの魔法を発動する。


完勝だった、敵の反撃を一切許さない、隙が全くない。


自分の得意なミドルレンジでの戦いに無理やり引きずりこみ勝利した。




「アミィちゃん、私、強いわよ?」


観客席のアミィに向けて、真っ直ぐな目で告げられた。


「あんた、とんでもないの目覚めさせちゃったかもしれないよ?」


「うん、そうだね」


真っ直ぐ見つめてくるミリアに、私も真っ直ぐ見つめ返す。


「あ、あぁ……♡アミィちゃんが私に熱い視線を……送ってくれている♡」


あ、元に戻った。


また、ねっとりとした視線を私に送りながらミリアは退場していった。








「いい試合だったよ、流石だ」


「えぇ…ありがとう」


次の試合のために入場口にいたエリアが、ミリアを褒める。


「私も、頑張らないといけないね」


「ふふっ、ガッカリさせないでちょうだいね?」


「もちろん」





「本戦2回戦、第4試合の魔道士の入場です!!」



「……驚いたね、あの子もか」


アイミスは異変に気づいたようだ。


エリアは1回戦同様、無表情で出てきたが、明らかに纏っている雰囲気が違う。



「それでは本戦2回戦、第4試合――始めっ!!」


身体強化:五倍(ペンタコールブースト)


エリアが身体強化魔法を使う。


「迅雷ノ太刀」


出現した太刀とエリアの周りを雷が覆う。


「私も本気でやるよ」


獰猛な笑みを浮かべながらエリアは呟く。


次の瞬間、エリアの姿はそこにはなかった。


迅雷の如く、不規則な軌道を描きながら高速で相手に接近し、ミリア同様、相手に抵抗させる術を与えずに完勝した。


エリアも、観客席のアミィを真っ直ぐ見つめる。


その凛とした佇まいに思わずかっこいいと、思ってしまった。


「アミィ、そんなに見つめられると照れるじゃないか…/////」


私も見つめていると、エリアもミリア程ではないが少しニヤリと笑って退場して行った。





「――二人とも厄介だね、まさか身体強化:五倍(ペンタコールブースト)を使えるなんて」


アイミスが頭を掻きながらごねる。


「うん、凄いね」


「不安かい?」


「いいや、むしろ少し楽しみだよ」


洗練された魔法の数々にアミィは無邪気に目を光らせている。


(心配なそうだね)





「観客と魔道士の皆さん、ここで一度休憩を挟みたいと思います、準決勝は2時間後の16時から開始します」




アナウンスが流れた、そういえばお昼ご飯を食べていない、お腹がすいた。


「2時間か、アミィ、どこかに食べに行くかい?」


「うん、腹ペコだよ、ライラとバッカルも一緒にいくよね?」


「もちろんですわ!」

(友人とご飯なんて初めてですわ!)



「あの、アミィさん、アイミスさん」


少し照れくさそうにバッカルが話を切り出す。


「実は…その…お弁当を作ってきやしたのでどうですか?」


バッカルはそう言うと背負っていた風呂敷の中から大きな5段の弁当を取り出した。


「アミィさんは大食いなので足りるか分かりやせんが……」







魔法学園の中の広場に4人で囲んでいる弁当を開くとバッカルの見た目によらず乙女な盛り付けのおかず達が出てきた。



「これ、全部あんたが作ったのかい!?」


アイミスが目を丸くして驚いている。


「はい、妻にだけ、家事をさせるのは大変だろうと思いやして」


「美味しそうですわ」


「食べていい?」


「どうぞ!アミィさん腕には自信がありやすよ!」


「まちなアミィ、ちゃんと手を合わせな」


「ごめんごめん」


4人で合掌する。


「「「「いただきます!」」」」



早速お弁当に手をつける、まずは卵焼きから、

作ってから大分時間が経っているにもかかわらずふんわりとした卵焼きに思わず口角が上がる。


「おいしいよ!バッカル!」


「へへへっ、そうでございやすか、ありがとうございやす」


バッカルは照れくさそうに笑う。


お腹が減っていたせいで食べる手が止まらない


「ちょっと!ちゃんと噛まないと喉に詰めますわよ!」


ライラに注意される。


結局5段あった弁当のうち3段をアミィが平らげた。



ご拝読ありがとうございます!


皆様のおかげでジャンル別日間ランキング(ハイファンタジー)63位、日間総合ランキング288位にランクインすることが出来ました!!!


本当にありがとうございます!!!!!

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