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大海

誤字脱字があるかもしれません、ご了承ください。



今私は魔法学園の前に立っている。

でかい、圧倒的にでかい、今までとのスケールの違いに少しおののく。


中に入ると同じ制服を着た生徒達があちらこちらにいる。


外部者が珍しいのか、ちらちらと生徒に見られながら本棟と呼ばれる建物の中に入った。



「ア・イ・ミ・ス・さーーーん!!!!」


建物に入るやいなや勢いよく、濃い青髪で綺麗な長髪のポニーテールの、透き通るような青眼の美人がアイミスに恐ろしい勢いで抱きついてきた。


「会いたかったんですよぉぉぉお!!!!」


「おい、ローリー、アミィが見ているからやめな!」


「あ、し、失礼しました!あなたがアミィちゃんですか?お可愛いですねーー!」


そう言って今度は私に抱きついてきたローリーと呼ばれた美女を見ながらふと思う。


「ん?ローリーってアイミスと昔戦ってた英雄の?」


「そうだよ、その子が大海と呼ばれたローリー=マットロードだ」


えっへんと、胸を張る美女を見て気づく

アイミスと一緒に戦場に立っていたってことは少なくとも50歳ぐらいだろうか?

この人も魔力循環を使えるみたいだ、アイミスと出会った時ほどではないけれど強さのそこが見えない恐ろしさを感じる。


と、そんなことを思っていると、辺りにいた教員と生徒達がざわつく。


「ローリー先生の笑っている姿、初めて見た…」


「普段は氷のように眉一つ動かさないのに…」


「ローリー先生!踏んでくださいぃぃい!!」


一部よくわから無いものが聞こえてきたがローリーは普段あまり笑わないようだ。


「ここに来たってことはやっとこの魔法学園の教師になってくれるんですよね!?」


「うーん……今回はアミィを魔法闘技大会に出場させる手続きをしに来ただけだよ」


どうやら以前からローリーに教師になってくれるよう頼まれていたみたいだ。


「てことはアミィちゃんは魔法学園に入るのですか!?」


「うん、興味はあるよ」


「よろしくねー!!」

また抱きつかれる、忙しい人だ。


「まだアミィは13歳だから2年後の入学のときにあたしも教師になろうかと思ってるよ」


「本当ですか!?楽しみに待ってます!」


「そうとなれば早速魔法闘技大会の出場手続きの方に参りましょう!」


手続きは以外にも簡単で名前と年齢、そして出身を書いた用紙を提出するだけだった。

出身はヒューレの大森林でいいかな?


「書けたよ」


「ありがとう!早速申し込んでおくねー!」


と、やり取りをしているうちにどんどん野次馬が集まってきてヒソヒソと話をしている。


よほどローリーが笑顔で話しているのが珍しいようだ。


「おい、見せもんじゃないわよ?失せなさい」


恐ろしく冷たく、よく通る声が聞こえる、ローリーの声だ。


さっきまでの明るい声色と表情は消え失せ眉間にシワをよせ、あたりを睨みつけていた。


辺りの教員や生徒達は急いで退散した。


「ま、まぁまぁ、落ち着きなローリー、明日の魔法闘技大会でゆっくり話そう」


どうやらアイミスとの貴重な再開の時間に邪魔が入ったことに怒っているみたいだ。


こんなに慌てているアイミスは初めて見る。


「今日はとりあえず宿に戻るよ、明日また来るからよろしくね」


「はい!アイミスさん!お待ちしてます!」


また明るい表情に戻ると大きな声で挨拶をしてくれた。




魔法学園を出る途中、アイミスに尋ねる。


「慌ててたね、あんなアイミス初めて見たよ」


「あぁ、少し肝が冷えたよ、あの子は怒るとあたしでも手が付けられない、普段は感情をあまり表に出さない子だが何故かあたしのことになると感情がむき出しになるんだよ」


困ったようにアイミスは頭を搔く。

アイミスでも手が付けられないとなると相当な実力者のようだ。


「大戦の時もあたしが敵に傷をつけられた時にブチ切れて敵の一部隊と幹部を壊滅さしたんだ」


ローリーは絶対に怒らせないでおこう、うん、そう固く誓った。


そうこう話しているうちにアミィ達はは魔法学園を後にした。


後ろの学園の校舎の影から覗かれていることにも気づかずに…


「――んふふふふ……()()()ちゃん……やっと見つけたぁ…」


その者の目には光が宿ってない、歪んだ愛情を具現化したような目だ―――











宿に戻ったアミィたちは夜ご飯を楽しんでいる最中だった。


「このお刺身美味しい、焼き魚も上手い、あ、ご飯お代わり! ――やっぱり味噌汁は米の盟友だよねぇ」


アミィは魚料理の美味しさに感動してテンションがおかしかった。


「落ち着きな」


アイミスに諭される。



「明日の魔法闘技大会、気をつけな」


ご飯を食べ終わって一服しているとアイミスが真剣な表情で話してきた。


「ん?なんで?」


「あたしも最初は気づかなかったんだけどね、魔法学園を出る際に確信したよ、あんた、誰かにずっと見られてたよ」


「ストーカー?」


「そんな感じだろうね、私も魔力の流れから出来る限り足取りを掴もうとしたんだけどね、女ってこと以外全くわからなかった」


「うん、気をつけておくよ」


アイミスでも正体がつかめないとなると相当な実力者だろう。


「よし、明日は早いからもう寝な」


「うん、おやすみ」






「――警戒しておく必要があるね……」


アイミスも明日に向けて眠りにつく。


ご拝読ありがとうございます!


アウラとはエリゼリア家にいた頃のアミィの名前です(3話参照)


まだまだ続きますので今後ともよろしくお願いします!!


作者のモチベーションにも繋がるので良ければブックマーク登録、評価等もよろしくお願いします!!!

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