冒険者ギルド
誤字脱字あるかもしれません、ご了承ください。
朝起きて、宿に泊まっても日課の筋トレとランニングは出来なかったので変わりに魔力操作の練習をいつもより長くして終えると、いつもどうり汗だくになっていた。
今日はせっかくだし朝の温泉を楽しもう。
そう思い温泉に向かう。
朝の温泉は誰もおらず貸切の状態だった。
少し遅れてアイミスがやってきた。
「今日は動きやすい旅用の服を買うよ〜」
温泉がよほど気持ちよかったのかいつもとは違う気の抜けたアイミスの声が聞こえてきた。
「あいよー」
アミィも気の抜けた返事で返す。
「あ、それと冒険者ギルドにあんたのライセンスを取りに行くよ 」
「あいよー」
朝の温泉を楽しんだ後、支度を済ませ宿を出た。
服屋さんで動きやすそうな服を二着ほど買ってもらった後に冒険者ギルドに向う。
「冒険者ギルドってどんなところなの?」
「冒険者ギルドはいくつかの試験を行なって合格すればライセンスが貰えるんだよ、ライセンスがあれば今後他国に行くときスムーズに入国できるんだよ」
「冒険者と軍隊の違いってなに?」
「国から雇われて固定の給料を貰って魔物を討伐するのが軍隊に所属する魔道士で、冒険者はフリーランスでクエストを受けて魔物を討伐するんだよ、本質的にはやってることは変わらないよ」
他にも冒険者には階級がありそれによって適切な難易度のクエストを受けれるようになるのだとか。
そうこうしているうちにギルドの建物の前につく、中に入るとガラのわるそうな連中や大人しいもの、若いものから中年まで男女様々な者がいた。
その中の、目つきが悪くがたいのいい大きなおっさんが近づいてくる。
「おい!ここはてめぇみたいなガキが来る場所じゃねぇぞ!」
凄まじい剣幕で迫ってくる。
確かにここにいる冒険者達はほとんどが20歳以上に見える、ましてや私のような子供の姿は1人も見当たらなく、周囲から浮いている。
「おい、バッカル、この子はガキじゃない、あたしの弟子のアミィだ」
アイミスが少し声を荒らげてバッカルと呼ばれた男を制する。
「――ッ!そ、そうでやしたか、それはとんだ無礼を働いてしまいやした、アミィさん、すいませんでした!!」
少し驚いたあと、バッカスは190cmはあるであろう体躯の頭を13歳の平均身長よりやや小さい私の頭の位置より下に下げ深々と謝罪してきた。
「いいよいいよ、実際に子供だし」
慌てて頭を上げてもらう。
アミィは育ちのせいか、敬語があまり得意ではない。
だがそれを咎めるものもいない。
後から聞くと冒険者は実力主義の縦社会らしい、アイミスの弟子と言うだけでバッカルと言う大男が12歳の私に頭を下げる様がその厳しさを表している。
バッカルと別れて部屋の奥にある受付に向かう。
「この子にライセンス獲得の試験を受けさせて欲しいんだ」
「アイミスさん!お久しぶりです!試験ですね、分かりました!今日は先約がないのですぐに行えますよ!」
元気で可愛い感じの茶髪のお姉さんが答える。
「ではこの紙に名前と年齢、主に使う魔法を書いて提出して下さい」
「書けた」
アミィが用紙を提出する
「――えーっと…主に使う魔法は炎弾のみでしょうか?それと刻印魔法、ですか」
「うん、炎弾しか使えない」
「嘘だろ?炎弾しか使えない?アイミス様の弟子だぜ?」
「冗談じゃないの?」
「うーん、どうなんだろ、嘘をついてるようには見えないけどなー」
話を聞いていたギルド内の冒険者達がざわつき始める。
「そ、そうですか、奥の中庭で試験を始めますのでついてきてください」
そう言われて受付のお姉さんについて行くと20メートル四方ほどの中庭に出た。
「まずは魔法の威力を測らして頂きます、普通は得意な魔法を3種類ほど発動してこちらの岩を攻撃してもらうのですが、アミィさんの場合は炎弾を三回発動させてください」
どうやらこの大きな岩に魔法を当ててその破壊度で威力を測るらしい。
「この岩はB級の冒険者までの魔法なら計測できます、全力で魔法をぶつけて下さい!」
アイミスの弟子と聞いてか、結構な数の冒険者が観察に来ている。
「全力でぶちかましてやりな」
アイミスの言葉で何かが吹っ切れた
「うん、行くよ?」
「――炎弾」
業火と呼ぶにふさわしい、もはや炎弾とはかけ離れた次元のアミィだけの創造魔法となっていた。
4メートルほどの高さがあった岩は砕け、粉々になって、破片の表面は真っ黒に焦げていた。
普通の炎弾ならかすり傷をいれる程度であろう。
「――一回目で砕いちゃったけどどうなるの?」
「――――ハッ! 岩が破壊されるなんて前例はあまり無かったのでついボーッとしてしまいました!/////」
何故だか受付のお姉さんの私を見る目に熱いものを感じる。
惚れさせちゃったか?
アミィの炎弾の洗練された一連の動作は、見るものを魅了した。
「今のヤバくない?」
「あれって炎弾なの?」
「明らかに炎系統の上位魔法より威力あったよね…」
「でも詠唱は炎弾だったぜ?」
周囲で見ていた冒険者達がざわつき始める。
「このギルドにはB級までしか測ることが出来ない岩しかないので実戦試験でランクを測りましょう!」
受付のお姉さんが興奮気味でそう告げた。
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