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魚釣島は平穏無事

山羊1号はそれなりに美味かったが、やはり食べ慣れた牛や豚、鶏が食べたい。冷凍庫に肉が沢山あるが無性に鶏を飼いたくなった。やはり牛や豚はハードルが高い。60m角の敷地の一角にに10m角の平飼いの鶏の養鶏場を作って貰った。

そこに鶏の雌2羽と雄1羽を放し飼いにする事にした。工事は委託業者が全てやってくれた。

鶏は名古屋コーチンにした。ブロイラーや産卵鶏より肉質も良く玉子が美味いらしい。

小さな鶏舎に生後1ヶ月の若鶏が住まいした。

若鶏が卵を産むには生後5ヶ月くらいからなので、俺は毎日、配合飼料を名古屋コーチンに食わせた。

それより大問題が発生した。鶏の糞が養鶏場に撒き散らされた。臭い、とっても臭い。掃除しなければならないが、俺以外にいない。勿論、めんどくさい。

糞尿処理に業者を頼もうかと思ったが、基本的に(無人島一人暮らし)なのでポリシーに反する。

そこで名古屋コーチンをもう5(つがい)仕入れてフェンスの外で野飼いする事にした。

野生の山羊と同居であり、激しい生存競争がなされた。元々、山羊が大繁殖して草木を食い尽くして禿山同然になった魚釣島に新たな動物が投げ込まれたから大変だ。なにを食ってるか知らないが双方生きてるから、どこかで小さな島の生態系が調和するだろう。自然とはそうゆう物だ。


取りあえず新鮮なプライドチキンは諦めた。もっとも冷凍肉は山程ある。どうしても欲しかったのは卵だったが、コレばかりは冷凍では思わしくない。

月1回の定期便で運んで貰う事にした。

やはり農畜産業は人手がいる。無人島ひとり暮らしだから仕方ない。お決まりの可愛いエルフは空想の話だし同居人も煩わしい。


それでは寂しいと思われるかもしれないが、近頃は映像付きチャットが有るから気が紛れる。

スイッチを入れると選択肢が有るからチェックする。年齢:20代後半、性別:女性、服装:エロい、金額は10分で5000円と高価だが最初の5分は無料である。このルールが面白い。この5分間でチャットに引き込むかが勝負である。

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