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妹のアプローチの仕方それでいいのかよ⁉︎ってか、友達もそれ受け入れてるぅっ〜‼︎

作者: 猫の集会

とにかくギャグが強めです。

あらかじめご了承ください(о´∀`о)


こちらの作品は、カクヨム様にも同時掲載させて頂いております。

 オレの妹は、ヒマ人だ。

 

 中学生だが部活には、入っていない。

 理由が、部活やって受験勉強もやるなんてヘトヘトになる未来が見える。

 と。

 

 …うん。

 そうなんだ。

 

 かといって、部活もなくまっすぐ下校してきては、漫画を読んだり携帯ゲームをしたりしている。

 

 だ、大丈夫なのだろうか…。

 

 そして、オレは高校生だ。

 本日は、部活もバイトも休みなので友達と家で遊んでいる。

 

 てか、遊んでたんだけどー…

 

 コンコン、コ、コンコンコンコンコココココココンとドアを変なリズムでノックされた。

 

 妹の紗希だ。

 

「なに?」

 とオレが返事すると、

「そこにいるのは誰だ⁉︎」

 と紗希が言うので

「オレと友達だけど」

 と答えると、

「正解〜」

 とドアを勢いよくあけてきた。

 

 …え?

 なんの正解⁇

 

 と友達もオレも固まった。

 

 すると、しれーッと座りだす紗希。

 

 …

 

 お友達びっくりしてます…

 それに紗希と友達、はじめましてだよね?

 

 まぁ、友達は何回かうちに遊びに来てるけどさ。

 

「えと、紗希…」

 とオレがいうと紗希は、

「あ、え?お兄ちゃんここは空気読みなよ」

 と言われた。

 

「え?」

「だから〜、ここは、若いお二人にってやつあんじゃん⁉︎」

 と言い出した。

 

「あー…、てかお見合いじゃねーだろ」

 というと友達は、

「あはは、面白い妹さんだね」

 と笑って受け入れてくれた。

 

 すると妹がポケットから、

「おやつどうぞ〜」

 と差し出してきた。

 

 なんならパーカーのフードからもジュースを。

 

 …普通お盆とかにのせてくんだろー。

 

 そんな斬新なおもてなしをみてすっかり友達と妹は、意気投合した。

 

 で、しばらく一緒にゲームして部屋に戻る妹。

 

 またオレたちは、ゲームしてたんだけど友達が帰る時、

「妹さんかわいいな。オレ好きになりそう。また来てもいい?今度は、妹さんにあいに」

 とオレに言ってきた。

 

 なので

「おぅ…いい…」

 と言いかけたら、

「もちろんですよ‼︎」

 と盗み聞きの妹が壁越しから返事してきた。

 

 …

 

 盗み聞きしてましたよ感半端ねー。

 

 それでも友達は、引くどころか面白い妹だと大絶賛だ。

 

 まぁ、友達がそれでいいのならいいけど…と思って友達を見送りに行こうと部屋をでると、廊下に妹が立っていた。

 

「もう、お帰りになられるんですか?」

 とオレに聞いてきた。

 

「いや、ここオレんちだし…」

 というと、

「お兄ちゃんじゃないっ‼︎」

 と言われた。

 

 なので後ろにいた友達が

「あぁ、もう帰るよ。でも今度は紗希ちゃんにあいにくるよ」

 と友達が妹を見つめた。

 

 すると妹は、まさかの発言をしてきた。

 

「えぇ、そうでしょう?だってもうわたしたちの…わたしたちの愛の結晶がうまれるのですから」

 と言い出した。

 

 えっ⁉︎

 何⁈

 愛の結晶⁉︎

 

 えっ?

 二人って…いつのまにか……

 

 そういう関係なの⁉︎

 

 と心臓バクバクなオレ。

 

「あの、二人って…はじめましてだよね⁉︎」

 とオレがいうと妹は、

「ううん…、違うよ。ですよね?」

 と友達を見る妹…

 

「あぁ、実は…この前トイレ借りたときにばったりあって…ね…?」

 と言った。

 

 えっ?

 トイレ借りた時…

 

 えっ⁉︎

 

 で、いつのまに愛の結晶…って。

 

「待って、妹まだ中学生だよ⁉︎」

 と友達にいうと友達は…

 

「うん。でも…そうなってしまったら仕方ないだろう」

 と言い出した。

 

 はぁーっ⁉︎

 

「で、二人ともどうすんだよ⁉︎」

 とオレが少し声を荒げると

 妹がポケットから小さな二つのぬいぐるみを出してきた。

 

 で、一つを友達に。

 

 で、そのもう一つを友達のぬいぐるみに近づけてると、

 パチっと磁石でくっついた。

 

「ほら、お兄ちゃんわたしたちの愛の結晶」

 という妹…

 

 でたよ…イタズラ大好きっ子‼︎

 

 てか、オレは一体何を見せられているんだろうか…

 

 

 でも、友達も話合わせてたよね⁇

 どういうこと⁉︎

 と思うと、

「あー、そういうこと〜」

 と表情を柔らかくして笑った。

 

 ⁉︎

 妹にのってやったんだ⁉︎

 友達は、ただ面白そうだから妹に合わせて冗談を言ったらしい。

 

 でも、ほんとうに以前にトイレ行くとき挨拶程度を交わしたそうな。

 

 

 

 

 その後、言うまでもなく二人は付き合いだしたのでありました。

 

 

 おしまい。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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