迷いの森~中編・シュリ&ユズ~
「え~っと・・・・・ユズ、ちゃん・・・・・どうする?」
「?どうするとは、どういう事でしょうか」
「どう行動しようか、っていう話なんだけど」
「そうですね・・・・二つほど選択肢がありますよ」
「2つ?」
「ええ。一つはやみくもに他の人たちを探すことです」
「それは・・・・・難しそうだよね」
「はい。私たちは二人とも火力が殆ど0に近いです。シュリさんはカウンターがありますが、私のことを守りながらの戦闘は難しいでしょう」
「もう一つは?」
「火を焚いて、お兄様たちの助けを待ちましょう。これが最も早いです。やみくもに動き回ることですれ違いが起こる可能性もありますし、自分の場所が分からなくなる可能性も高いですからね」
「そうだね。ラウラ君たちを待った方が良いよね」
「それはそうとして・・・・・誰がお兄様と二人きりに!」
突然のブラコン発言にシュリは驚きつつも苦笑を隠しえなかった。
先週は勝手に更新を休んでしまい申し訳ございませんでした。
今秋からは月2回以上の更新にする予定です。
新作の執筆も続けておりますので、そちらの方も見ていただけたらありがたいです。
これからも応援よろしくお願いします。