初バトル
ケプの森についたラウラ達は、魔物と戦い始めた。
最初に出てきたのはゴブリンだ。姿はよくゲームなどに出てくる姿と似ていた。
武器はこん棒を持っていた。
ゴブリンはこちらの方に特攻してくる。
型もなく大振りで簡単に避けられそうだ。
ウイはその攻撃を弾く。そこにノルが魔法を放った。
魔法は外れることなく直撃した。
流石に一撃では倒れなかったが、3割ほど削れた。ラウラは、ゴブリンの裏に回り込み首を切り裂いた。
このゲームは血はでないが、その代わりに紅いエフェクトが出てきて無駄にリアルな作りになっている。
その後も出てくるゴブリンたちを殲滅し続け、レベルが10位になったとき終わりにした。
「皆もレベル上がったか?」
「ああ。10まで上がったぞ」
「私もだよ~」
「えっ?!俺は、11だぞ。なんでだろー差があるんだ?」
「お前経験値増加のスキル作っただろ」
「そのスキルってどの位づつ増えるの?」
「ちょっと待って。今見てみる」
ラウラは、ステータスを開き経験値増加の効果を確認した。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
経験値増加
~効果~
経験値が【レベル×0.01】プラスされる。
______________________
「で、どうだったんだ?」
「レベル×0.01増えるみたいだぞ」
「かなり効果凄いね~」
「流石にそれは効果が高すぎないか?」
「レベルがある程度上がんないとそこまで増えないだろ」
「よく考えてみろよ。最初の方は簡単にレベルが上がる。そうすると直ぐに経験値の増加量は増えていく」
「それ以外にもあるぞ。相手の経験値が多いときは、レベルが低くてもかなりの量が増えるだろ」
それを聞いてもラヴィはわかっていなそうな顔をしていた。
「つまり~ラウちゃんのスキルが凄いって言うことでしょ~」
「お前は適当だな」
「まあ、強くなるのが速いだけならいいんじゃないか?」
ラウラ達は、話をしながら元来た道を戻っていった。