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難破

「そこの嬢ちゃん。俺達とパーティ組もうぜ!」


「そうそう。俺達最前線のプレイヤーだし、『クラン:白帝』に所属してるんだぜ!」


 何か二人のチャラそうな男二人が俺の目の前で、何故か周りに女子何か誰もいないのにナンパを始めた。

 こいつら何を考えてるんだろう。

 ナンパの邪魔になるといけないから、俺は退散しておこう。

 皆が分からなくなるといけないので、遠くに行くわけでは無いが。


 くそ!こいつら、いくら離れてもついてきやがる。親鳥に群がる雛かよ。おえ・・・


 こんなチャラ男どもがストーカーするせいで吐きそうになっちまった。




~十分経過~


「なあ、嬢ちゃん。一緒にパーティ組もうって」


「クランに入れるように口利きしてやっからさ」


「お前らマジなんなの?!!ホモストーカーが気持ち悪いんだよ!」


 ずっと俺をナンパしてきた二人のチャラ男はその言葉に目を点にした。


「ホモってなんだよ!www俺らノーマルだし!女子に声かけてんのにホモとか!www」


「俺男子なんで。あんたらホモ決定ですね」


「は?」「え?」


「どうかしたか?」


「お前、男なの?そのなりで?」


「おう。どっからどう見ても男だろ」


「いやいや!百人いたらほぼ全員が女子っていうよ!」


「ん、なんだって?決闘したいのか」


 威圧感たっぷりに言うと男たちは慌てだした。


「「すいませんした!今後二度と、あなた様をナンパすることはしません!」」


「それでいいよ。次はないからな」


 チャラ男たちは奇麗にジャンピング土下座をかまし、平謝りしてきた。

 それに対し最後の方を威圧感を込めて言うと、チャラ男たちは脱兎のごとく、謝りながら逃げ出した。

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