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散歩
皆と別れた俺とユズは雑貨屋へと向かった。この世界の雑貨屋に売っているのはペンなどの筆記用具や小物などではなく、キャンプ用品やポーションなど街の外に出るのに必要な物ばかりだ。世界観の違いもあるのだろう。
雑貨屋で俺達が買ったのはキャンプ用品とポーションだ。今のところポーションが必要ないのだが、一応皆に渡しておくことにする。少しでも危険はなくしておきたいからな。
あと地図も買った。弱冠数名、道に迷いそうなのがいるからな。一応皆に渡しておくことにはするが、心配なのは数名だけだ。六人しかいないのに数名もいるのか・・・・・
「お兄様、買う必要のあるものはこれで終わりですか?」
「うーん・・・今買わなければいけないものは、これだけだったかな」
「では一緒に街の中を回りませんか?」
「それもいいかもな。よし、一緒に回ろうか」
「はい♪」
それから俺とユズは時間になるまで街中を歩き回った。