決闘後の一コマ
決闘を終えたラウラとガンツ、リョウは皆の居る決闘上観覧席に向かった。
「お疲れさん。リョウは何かわかったか?」
「少しな。まあ、今のままではラウラに勝つことは出来ないだろうし、気配の殺し方だけではラウラにはすぐ見つかるようだから「あ、私も分かりましたよ」・・・・・まあともかく、PSでこっちでのスキルの意味が薄れることは分かったから、少なくとも次に戦うときには一矢報いることができるように、PSの方も練習しようと思う。動きから見ると、多分俺らと、ステータス上に大きな差は無さそうだからな」
「ガンツはどうだったんだ?」
「俺の場合は、何とも言えなくないか?私怨で喧嘩売られて、一方的にボコられたんだぞ。一つだけ分かったことは、見た目で人を判断しないようにすることだな」
「お前はそれだけでも大きな成長なんじゃないか?これからは現実でも、美人や可愛い子がいても、ついてくなよ。こっちでは勿論のことだがな」
「俺も恨みは晴らしたし、何も言うことないかな。ああ、ガンツ。お前、防御盾に頼りすぎだから。もう少し衝撃を逃がすことができていれば、もう少し今日の決闘も持ったと思うぞ」
ガンツは驚いたような表情をしたが、また笑顔に戻ると「おうっ!!」と、言った。