ノルのパーティ
八時近くになったところで羅優喇はログインした。
羅優喇がログインすると、そこではノルが誰かと話していた。
ノルはこちらに気づくと手を振ってきた。
「よう、ラウラ。お前、なんでこの町にいるんだ?」
「あ~、それはな・・・・・・丁度いいところに来たな。パーティに新しいメンバーが入ったんだ」
「ユウです。初めまして」
「ハルでーす。初めまして~」
「こちらこそ初めまして。俺はノルだ、よろしくな」
ノルが手を差し出し握手をした。
そこにシュリがログインしてきた。
「あっ、ノルさんじゃないですか。こんばんは?」
「そういえば、シュリちゃんもラウラのパーティだったね。そうだ、俺のパーティメンバーを紹介するよ。そこの鎧をつけたでかいのがガンツだ」
「嬢ちゃんたち、俺はガンツだ。よろしくな!」
「ガンツご愁傷様」
「えっ、どういう「おい、お前ガンツって言ったな。紹介が終わったら、ギルドに行って決闘だ」あ、はい」
「さっき言ってたから分かると思うけど、俺はラウラ。俺のことを女扱いした奴は、自己紹介の後決闘な」
ラウラがそう言いながら笑うと、その場にいた全員が震え上がった。
「じゃあ、次な。そこのローブを着けているのがジュリだ。ラウラは知ってるだろ」
「ああ、ジュリもゲームやってたんだな」
「えへへ、ノル君に誘われてね。あらてめまして、私はジュリです。よろしくお願いします」
「次は拳闘士のララだ」
「ララです!よろしくお願いします!あなたが、ラウラさんですよね?ノルくんから話は聞いてます!」
「お、おう。おい、ノル。お前何を言ったんだ?」
「ハハハ、まあ、ちょっとね。次はそこの忍者、リョウだ」
「リョウだ。よろしく頼む」
「リョウとラウラはステータスの振り方も似てるし、決闘してみたらどうだ?ガンツと一緒にやれば、善戦できるんじゃないか?これでもラウラとシュリは、最前線のプレイヤーだぞ」
「リョウも交じるのか?まあいいぞ。俺は戦いやすくなるしな。ガハハハハハ!」
「次で最後だな。そこの僧侶がソウだ」
「ソウです。よろしくお願いします」
ソウは男なので、僧侶をやっている奴らの中では珍しいのではないのだろうか?一時期流行った、撲殺神官という感じでもないからな。
「じゃあ、これで自己紹介は終わりだね。ラウラ、シュリちゃん。また明日ね」
ノルたちはそう言い残すと町の外へ出て行った。
「ガンツ、リョウ、今すぐギルドな」
「「・・・・はい」」