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朱莉の不思議

 ログアウトした羅優喇は、夕食の準備を始めた。

 朱莉は先に風呂に入ってくると言っていたので、いつもより少し手間をかけた料理を作るつもりだ。



 朱莉が部屋に来たのが三十分ほど経った頃で、羅優喇も丁度料理を終えたところだった。朱莉は毎度毎度料理が終わったころに部屋に来るが、如何してそこまでピンポイントに時間を合わせてこれるのだろうか?不思議だ。


 羅優喇がは食事が終わると、風呂に入った。皿は朱莉が責任をもって洗うと言っていた。料理や掃除は出来ないくせに、何故か、皿洗いだけは物凄く早く、奇麗にできていた。何がどうなったら家事が皿洗い以外できなくなるのだろうか?まだ、家事がからっきしだと言うほうが現実的だ。

 羅優喇が風呂から上がると、朱莉は部屋に戻った後だったようで居なくなっていた。






~朱莉~

 私は家事がからっきしですが、皿洗いだけは出来ます。幼いころから家には家政婦さんがいたので、私が家事に携わることはありませんでした。しかし、学校の調理実習で私は何もできないことに気づき、家政婦さんに頼んで家事を教えてもらうことにしました。羅優喇君の家も家政婦は沢山居るはずなのに、プロ級の腕前なのは元々の資質の問題なのでしょうか?

 最初は渋られましたが、学校の授業で恥をかきたくない、という旨を伝えると、渋々ながらも教えて貰えることになりました。これが、ちょうど半年ほど前の出来事で、半年かけてようやく皿洗いだけは家政婦さん達と同じ位の速さと丁寧さで出来る様になりました。私はやればできる子なのです(ムッフー!)


 これからは、現実でもゲームでも少しづつ羅優喇君に教えて貰って、手伝いが出来る様になりたいです。

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