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新メンバー④
本日三話目
「有難う御座いました。私はユウです」
「さっきも言ったけど、私はシュリだよ。よろしくね」
「ユウさんって神鳴流を使っているの?」
「はい。私の実家が道場なんです。そう言うラウラさんは神楽流なんですよね?」
「そうだよ。神楽流と神鳴流じゃどっちが強いかなんて、比べようがないから、あんまり気にしなくていいと思うよ。そもそもの戦い方からして違うからね」
「そうなんですね〜。そうだ!ユウさん、私たちのパーティに入りませんか?私たち新メンバーを探しに来たんです」
「いいんですか?」
「ああ、いいぞ。ユウさんはちゃんと動けているし、レベル上げは手伝ってあげられるし」
「すいませんが、友達も誘っちゃダメですか?友達は魔術師なんですけど」
「ラウラ君、良いですよね?」
「良いかどうかは、その人に聞いてみてからだろう?その人が入りたいって言ったなら良いぞ」
ユウはステータス画面を開くと誰かにメールを送った。おそらく、先程言っていた友達だろう。メールを終えるとユウは顔を上げた。
「友達が入りたいって言っています。これからよろしくお願いします」