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新友
入学式を終えた羅優喇たちは、それぞれの教室へと向かった。
羅優喇と朱莉、礁弊の三人は1‐C、穂と婀李華は1‐Fになった。
教室での席は自由で、羅優喇と朱莉は隣に座った。礁弊は羅優喇の前の席に座り、周りとつるんでいた。
「こんにちわ。羅優喇君だよね?僕は陽鷺曁。鷦鳶陽鷺曁だよ。これから1年間よろしくね」
長身の爽やかなイケメンが話しかけてきた。そして、手を差し出してくる。
羅優喇は挨拶を返した。
「こんにちわ。鷦鳶陽鷺曁君。俺は天城驪羅優喇だ。こちらこそよろしく」
そして、出された手を握り返した。
「ふふ、僕のことは陽鷺曁でいいよ」
「俺のことも羅優喇でいいぞ。それと、こっちはー」
「冰艟朱莉です。よろしくお願いします!」
朱莉は元気一杯に挨拶した。
「うん。こちらこそよろしくね」