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受付と決闘③
ラウラがシユウの回りを縦横無尽に走り出すと、シユウは我武者羅に剣を振り始めた。
ラウラは一気に距離を積め、一気に離れる。いわゆるヒットアンドウェイを続ける。
シユウの狙いの定まらない剣にラウラが当たる訳もなく、徐々にシユウのHPは減っていく。
シユウのHPが5割をきったところで、周りから見ても明らかにスピードが変わった。そして、剣を振る度に大きな音が鳴るようになった。
シユウはその速度の増加に伴い、ラウラの速度を目に追えるようになったのか、ラウラが近づく度にピンポイントに剣を振る様になり、ラウラも攻めあぐねてきた。
そこでラウラは、予備にと持ってきた聖剣に武器を代え、龍人化をした。