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受付と決闘②
ラウラが、決闘場に入ると、向かい側からシユウも出てきた。
『では、Ｇランク冒険者ラウラ対Ｂランク冒険者シユウの“全てを賭けた”決闘を始めます。両者準備は良いですか？』
「ああ。大丈夫だ」
「はい。できてます」
『では、決闘を始めます』
放送が流れ終えると、空中に数字が出てきた。
『３』
『２』
シユウは、腰に差してある剣を抜き、構える。
ラウラは、手に石を持った。
『１』
『ＳＴＡＲＴ』
スタートと同時に馬鹿正直に真っ直ぐ突っ込んできたシユウの頭を狙い、ラウラは投擲した。
シユウは最小限の動きで避けたが第２投に気付けず、右足の脛に当たった。シユウは痛みで一瞬動きを止めた。
ラウラは、その隙をつきシユウの回りを縦横無尽に走り出した。
