表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/87

鍛冶師 クライン

トラフトに戻ると、ウルから電話がかかってきた。


『もしもし。ラウラ、今大丈夫か?』


「ああ、どうしたんだ」


『会ってから話すから、噴水で待ってろ』


「おいどういう・・・・(ぶち)」


「どうしたんですか?」


「なんで、俺の回りには勝手な奴ばかりなんだ。ああ、ウルから、俺の友達から噴水で待ってろだってさ」


「じゃあ、ここで待ってればいいですね」


「ああ、そうだな」


ラウラとシュリは噴水の前で10分ほどウルを待つと、大急ぎで走りながらやって来た。


「よう、ラウ、ラ?おい、隣の女の子は誰だ?」


「私はシュリです。ラウラ君とパーティを組ませて貰ってます。よろしくお願いします」


「彼女はお前の何なんだ?」


ウルはラウラに近づき小声で話しかけてきた。


「シュリは俺の・・・・何だろうな?あえていうならお隣さんか」


「お前の部屋のとなりに住んでんのか!?あそこかなり高かったよな」


「母さんの秘書代理の娘だってさ」


「そう言うことか。まあいいや」


「じゃあ何で聞いた」


「いいじゃん、いいじゃん。そうだ、鍛冶屋に連れてこうと思ったんだが大丈夫か?」


「シュリはいいか?」


「はい!大丈夫です」


ラウラとシュリがウルに着いていくと、ギルド【クリエイター ブラックスミス】と書かれた看板が見えてきた。


「おーい!クライン居るか~?」


「何だ!おお、ウルか。今日は何のようだ?」


「ああ、ラウラにクラインを紹介しとこうと思ってな」


「そこの嬢ちゃんか?」


「俺は男だ。それとウル、次笑ったら現実でも殴るぞ」


「すいませんでした」


ウルが謝ると全員が笑いだした。

クラインはドワーフにしたようで、体が普通より小さいが、でかいハンマーを持っている。


「よっしゃ、分かった。で、何が作って欲しいんだ?」


「俺には二本の短剣か小刀」


「私には、大きめの盾と剣をお願いします」


「分かった。じゃあ、明日の朝にでも来てくれ。それまでには完成させられる」


「「はい!よろしくお願いします!」」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ