表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/87

朱莉の世話

二話目です。まだ、十九部目を読んでない方はそちらを先に読んでください。

2人で顔を赤くしていると、羅優喇のスマホにLINKがきた。


母:朱莉ちゃん家事系殆んど出来ないみたいだか ら助けてあげてね


「朱莉ちゃんって家事できないの?」


「聞いてしまいましたか。お恥ずかしながら、家事全般殆んど出来ません。出来ることは皿洗いだけです。それと、私の方もLINKが来てたので見ておいてください。羅優喇君に見せるよう書かれているので」


母:羅優喇君、朱莉のお小遣いの管理もよろしくねー。羅優喇君の3つ目?の通帳に入れるから。あと、朱莉の食事のお金の分は羅優喇君のやつと一緒に入れるからね~


「なあ、何で俺が朱莉ちゃんの小遣いまで面倒見ることになってるの?」


羅優喇はできる限り顔に笑みを浮かべながら聞く。


「怒っていらっしゃいますか?」


「いや、いや、怒ってはないよ。家事が苦手なのはしょうがないよ。でも、小遣いの管理くらい自分で出来ないの」


羅優喇が聞いていくと徐々に縮こまっていく。


「すいません。多分、無駄遣いをしてしまうと思います」


「はあ、分かったよ。毎週土曜に朱莉ちゃんの部屋の掃除と洗濯をするよ。食事の時間は朝は6時、昼は12時、夜は18時だ。その時間ならゲーム内の時間でも昼時だから丁度いいだろ。遅れたり、早くしてほしいときは連絡してくれ」


「朝、6時ですか!」


「何かあるのか?」


「いえ、起きられるかな~と思いまして。すいません」


「朝5時半になったらスマホに連絡するよ。それでいいか?」


朱莉は、まだ、何かを伝えたそうな顔をした。


「スマホに連絡してもらっても、起きられる自信がないです」


「はあ、じゃあどうするんだ?その様子じゃ、インターホン押しても起きないだろ」


「すいません。あっ、そうだ!これを持っていてください」


朱莉はそう言うと1つのカードを取り出した。

羅優喇の住んでいるアパートは、全部で10階になっていて、羅優喇の住んでいる部屋は最上階の10階だ。羅優喇の部屋の番号は1002でこの階には他に住んでる人がいないので、出してきた1003と書かれたカードは朱莉の部屋の物となる。


「そうするしかないか~。分かったよ。朝、5時半に朱莉ちゃんの部屋にいって起こせばいいんだな」


「はい。よろしくお願いします」


「よろしく。この階には朱莉ちゃんと俺しかすんでないから、引っ越し参りは終わりかな?時間があるなら一緒にゲームやらない?」


「こちらこそよろしくお願いします」


そう言うと、朱莉は笑いかけてきたけど

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ