宿題
決闘を終えたラウラは、賞金の受け取りにいった。ラウラの賭けた額は一万なので、十万になる。
ラウラはノルとラヴィと合流しウルを待っていた。ウルは直ぐにやって来た。
「ラウラもウルもお疲れ様だ」
「ああ、でもラウラに勝ちたかったな~」
「俺は、時間があるときなら何時でも決闘は受けるぞ。負ける気は全くないがな」
「でも~ウルもラウちゃんに喧嘩ウルなんて~無茶するね~」
「決闘ならデスペナも無いからな。PKにもならないし」
「俺はそろそろあがるぞ。現実でやることがあるからな」
「おう。三人とも春休みの宿題ちゃんとやっとけよ。学校始まって直ぐに怒られるぞ」
「「「ギクッ!!!」」」
ラウラ以外の三人は宿題忘れの常習犯で、中学でも先生にも目をつけられていた。
逆にラウラは、当然のように全てのテストで百点を取るために目をつけられていた。ラウラの場合は、テストが他の人のも含めて難しくなる程度なので、毎回点数が低い人を除けば問題は無かった。
「俺、今すぐ宿題やってくる」
「分かっている。もともとやるつもりだった」
「私も~宿題~やってくるよ~」
「はあ~全員かよ。俺はクエストでも受けてレベル上げするか」
ラウラはクエストボードへと向かった。