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祝100話目!

「やった! 珍しい人に会えた!」


 ノユキは手をっグッとにぎり、ガッツポーズをとると、こちらにズズッとよってきた。


「ねぇ、お願いがあるんだけど!」


 顔を近づけられ、ビックリする俺をよそに、ノユキは大声でそういった。

 さすがに恥ずかしくなったのかノユキはとっさに離れると、コホンと咳払いをした。


「な、なに?」

「次の街でギルドが作れるようになるはずなの」

「ギルド…」


 俺は他のゲームはよくギルマスをやっていたことを思い出していた。


「そう、だから、私をあなたのギルドメンバーにしてほしいっていうお願い」

「ギルドメンバーってことは、一緒に作ろうってこと? それとも、他のギルドにつれていってほしいのか?」

「私としてはあなたがマスターになったギルドに入りたいけど、それが難しいなら、他のギルドでもいいかな?」

「とりあえず、ギルド設立の条件ってなんだ?」

「生産系スキルの【木工】で生産できるホームⅦ設立申請書、【調薬】で生産できるメンバー署名書、【錬金】で生産できる団結の証。この3つを揃えた上で次の街シュカーにあるギルド申請所に行って、特別なクエストを受けると設立ができるようになるはず」

「うわ、大変そうだな」

「そうね。特に生産系の3種類はすべてを持っている人が少ないから買うとしたら、見つけるのが大変なのよ。それに、さっき言ったアイテムは月に1度しか作ることが出来ないのよ」

「そうなのか。だが、アイテムはなんとかなるぞ?」

「どういうこと?」

「いや、俺はそのスキル全部持ってるし」

「え?」


 ノユキがポカンと口を開けて聞き返してきた。


「なんなら今作ろうか?」

「え、ちょっと待って。君は本当にこの3種類の生産系スキルを持ってるの?」

「ああ、ちょっと待ってな」


 俺はそう言うと、メニューを操作していく。


「えっと、まずは【木工】か」


 ノユキから離れ、スペースを作ると木工をするためのアイテムを取り出す。

 すると、いつものように目の前に生産画面が出てくる。

 俺は画面を操作し、レシピのなかにホームⅦ設立申請書がないか探していくと、下の方に見つけた。

 材料を見ると、


「なんだ? これ、素材ポイント?」

「えっと、ポイントがあれば作れるの?」

「ああ、そうみたいだ。で、その素材ポイントってなに?」

「素材ポイントっていうのは、アイテムとかをスキルによって分解すると手に入るポイントのこと。生産スキルのレベルが高いと、アイテムをポイントで賄えるようになるんだけど…」

「なるほど、ってことは適当なアイテムを分解すればいいんだな?」


 俺はまたメニューを操作し、ドロップ頻度の高いものを次々と取り出していった。


「結構貯まってたんだな」


 俺は目の前に取り出したアイテムを見て、その量の多さに少し驚いた。


「んじゃ、やるか。“一を零に、零を一に、この物を円環の理へと還せ”[分解]」


 俺が詠唱を終えスキルを発動させると、目の前にあったアイテムの山は綺麗になくなり、目の前にウィンドウが現れた。


《素材ポイントを入手しました。

 木材 16227pt

 薬品 16577pt

 布  11613pt

 魔素 18421pt

 金属 15065pt

 化石 758pt

 火  7512pt

 水  5127pt

 風  7283pt

 土  1708pt》


「すごい量だな」


 俺はポツリとそう呟いた。

こんにちはyoshikeiです。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

さて、今回でようやく投稿話数100話目を突破しましたが、正直実感がありません。

出来れば、連続投稿で祝いたいのですが、まだ全然かけていません。

執筆が終わり次第、投稿したいと思います。

ということで、本日はどこまでいけるかわかりませんが、頑張ってみようと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

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