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なんとか書けましたので、投稿します。

「ヨッシャー!」


 ついつい大声を出して喜んでしまったが、なんとか浮くことはできた。

 少しだけ気になってMPを見てみると、翼を動かして飛ぼうとしていたときよりも、消費しているMPは少なかった。

 MPに気を付けながらとりあえず飛び回ってみようと移動するイメージをすると、ゆっくりではあるが、なんとか空中で移動することができた。

 地面から1mくらいのところまで上昇し止まっていると、気づいたことがあった。


「MPの消費は移動している間だけってことか」


そう、俺が空中で停止している状態ではMPは地上で立っている時と同じように回復し、その場所から移動している時速度に比例しててMPが多く消費されていたのだ。


「一回以上転生しないと、行くことが出来ない場所があるのか」


 俺は空中迷宮のことを思い出し、そんなことをつぶやいた。


「さて、検証も終わったし、街に戻りますか」


 俺は浮遊をやめ、地面に降り立ち翼を消した。


「おーい、フェルネー」

「あ、リク~」


 俺がフェルネを呼ぶと少ししたのち、木の陰からひょっこりと顔をのぞかせ、手招きするようなしぐさをした。

 頭をかきながら、フェルネの方へと歩いていくと、ある方向を指さしていた。


「ねぇ、リク、あの子が・・・」


 フェルネが指をさした先には、一匹のモンスターが怪我をして倒れていた。


「ああ、怪我してるのか」

「うん。さっきからあの状態で・・・」

「俺が助けるにしても、多分逃げるだろうからな・・・」


 自然の動物は基本的に怪我をした常態で他の生き物を見つけると、通常なら襲い掛かってくる動物でもすぐに逃げ出すと言うことがあると聞いたことがある。

 多分、あのモンスターも俺が近づいたら絶対に逃げ出すだろう。

 そう考えた俺は、一つの案を思いついた。


「なあ、フェルネが助けたらどうだ?」

「え、いいの?」

「もちろん。俺が行っても逃げられて終わるだろうし、そんなことをしたら傷が悪化するだけだろうしな。俺よりもフェルネが行った方がまだ逃げないだろ?」

「どうだろう。よくわからないけど、リクがそう言うなら、行ってくる」

「あ、ちょっと待った」


 俺はそういってフェルネを引き止めると、アイテムボックスからポーションを取り出し、渡した。


「これ使ってやれ」

「ありがと」


 フェルネはそう言うと、モンスターの方へとそっと歩いていった。




 数分後、戻ってきたフェルネは、怪我をしていたモンスターを腕の中に抱えていた。


「えっと、飼っても良い?」

こんにちはyoshikeiです。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

さて、フェルネがペットを飼いたいと言い出してしまいました。

いや、本当にどうしてこうなったんでしょう…

まったく予想していなかったので、困りました。

筆が進むと思ったらこんなことに…

次回どうしましょう…

そんなことを読者の皆様に聞きたくなってしまった今回でした。

今後ともよろしくお願いいたします。


出来る限り早く次話を投稿できるよう頑張ります。

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