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遅くなりました。
あれから3分後、ウィンドウが消え声が聞こえた。
「お待たせいたしました。最後に初期ステータスを設定してください」
すると、目の前に再度ウィンドウが表示された。
「種族の特性のボーナスポイントが加算されます」
その声が終わると同時に、ステータスポイントが120から150へ加算された。
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ステータスポイント 150
HP 10/10
MP 10/10
Str 0
Vit 0
Int 0
Mind 0
Dex 0
Speed 0
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俺は悩んだあげく、こう割り振った。
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ステータスポイント 0
HP 70/70
MP 130/130
Str 29
Vit 18
Int 20
Mind 24
Dex 20
Speed 35
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かなり無難なものになった。
HPやMPはそれぞれVitとMindに対応していることがわかった。
割り振りが終わったため、完了を押す。
「お疲れさまでした。種族フィトライウスを登録いたしました。種族の選択を終了します。次に、容姿の設定をしていただきます」
すると、目の前のウィンドウが変化し、顔やからだのパーツの一覧表が表示された。
右側には変化後の容姿設定もあった。
俺は髪はリアルよりも少し短く、伸長は同じくらいに、などとつぎつぎとパーツを選択していった。
「ふぅ、こんなもんか」
俺が容姿の設定を終えると、名前を入力してくださいと言われた。
少しだけ悩むと、俺は『Risaia』と入力し、完了をおす。
ちなみに、読みはリサイアだ。
「リンクスキルを3つ選択してください」
どうやら、3つのスキルはリクとリンクさせることができるらしい。
俺は目の前に表示されているリクの所持スキルの中から、【テイム Lv.8】【短剣 Lv.1】【隠密 Lv.13】の3つを選択した。
「初期スキルを選択してください」
リンクスキルの選択を終えると、初期スキルの選択に入った。
初期スキルの選択は、始めたときと同じように5つまでだった。
俺は称号の設定に入るまえから、どんなキャラクターにするかは決めてあったので、そのイメージに合うスキルを探していく。
「さて、こんなもんかな」
選び終わると、俺はそう呟いた。
選んだスキルはこれだ。
【片手剣 Lv.1】【速度上昇 Lv.1】【風魔法 Lv.1】【索敵 Lv.1】【下級二刀流 Lv.1】
下級二刀流は短剣を両手に一本ずつ装備することができるようになるらしい。
後でこのスキルを調べてみた結果、30レベル毎に中級二刀流、上級二刀流、二刀流(真)と上位スキルに変化させることができた。
また、中級では片手剣と短剣を片手に一本ずつ、上級は片手剣・短剣を両手に一本ずつ、二刀流(真)は剣であればどんなものでも何本でも装備できるようになるらしい。
まさにロマンが広がるスキルである。
「こんなもんかな」
俺は完了を押した。
こんにちはyoshikeiです。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。