表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/115

08

   パシャッ!


 しばらく乱射を続けていたら、的にしていた木が砕けて消えた。

 視界の左上の場所にある時計を見ると、あれからまた30分ほどたっていたようだ。

 そして、的にしていた木が消えてから数秒後、目の前に新しいウィンドウが3つ表示された。

 そのウィンドウには


《エルダートレントを討伐しました》

《レベルが上がりました》

《新たな称号を入手しました》

《ドロップアイテムを入手しました》


と書かれていた。


  レベルやドロップは説明書に書いてあったためわかるが、称号ってなんだよ。


 称号については全く知らなかったのでなんのことだろうと悩んでいると、アクタに“ わからないことがあったら何でも聞け ”と言われていたこと思いだし、さっそくフレンド画面からチャットでアクタを呼び出した。


『おお、リク。どうしたんだ?さっきあったばかりだろ?』

「アクタか。いや、称号ってのが手に入ってな、聞いたことがなかったから、説明してもらおうと思った」

『は?』

「あれ?聞こえなかったか?」

『いや、聞こえたよ。そうじゃなくてな、それはどういうことだって意味だ』

「敵を倒したら称号ってのを手に入れただけなんだが?」

『ちょっと待て、今どこにいる。そっちに行くから場所を教えろ』

「リジハマ高原の奥の方」

『それなりに近いか・・・。わかったすぐにつくと思うから見つけたら声をかけてくれ』

「わかった」


 そう言って俺はアクタとのチャットを切った。



「あ、いた。おーい、アクター」

 俺はキョロキョロと回りを見ながら歩いてくるアクタを呼んだ。

 すると、アクタは慌てたように駆け寄ってきた。


「おいリク!あれのことは誰にもいってないだろうな!」

「あれって、称号のことか?」

「当たり前だ!ここにはほとんど人がいなかったからよかったが、町のなかだったら大変なことになっていたかもしれないんだぞ!わかってんのか!」

「ちょっと、アクタは落ち着け。そして胸ぐらをつかむな。なんか変な感じがする」

 いきなり、俺の胸ぐらをつかみかかってきたアクタをなだめながら、話を続けた。

「で、何が大変なんだよ」

「悪い。慌てすぎた。その前に今のPTメンバー呼んでもいいか?ちょうど、PT組んで狩りしてたんだ」

「俺はいいが、早く説明してくれ」

「ああ、わかった」


 アクタはそう返事をすると、チャットを使い他のメンバーを呼んだ。




 しばらくすると、アクタの他のPTメンバーがこっちに向かってくるのが見えた。


「おーい、ここだ~」


 アクタは大声で呼んだ。フィールドのマップはないのだろうか。

 こんにちはyoshikeiです。

 今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 できる限りは、この連日投稿を続けていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。


次回の投稿は4月29日午前9時です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ