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お久しぶりです。
「ギャアァァァォォォォ」
どうやらスキルは成功したようで、アルフィアクは俺に攻撃を仕掛けてきた。
[シールドパリング]
俺は敵の攻撃に合わせて、別のスキルを使った。
このスキルはタイミングよく発動することで相手の攻撃を無効化し、タイミングによる確率でノックバックを与えるスキルだ。
「ギュァッ!」
タイミングがぴったりだったようで、アルフィアクはノックバックを受けた。
そのタイミングを逃すまいと、後ろにいる他の人たちは次々と大技のスキルを発動させていく。
俺もすかさず大技を発動しヘイトを戻す。
[ノブレイシュ]
俺がスキルを使うとアルフィアクのノックバックによる硬直時間が切れ、体を光らせはじめた。
アルフィアクの全方位攻撃が来る前兆が現れたのを見て、俺は即座に全体防御スキルを使う。
[ハードプロテクション]
「ギュアアアァァァァァァァ」
俺のスキルが発動するとほぼ同時に、アルフィアクがスキルを使用した。
近くにいた俺はまともに攻撃をくらいHPが7割ほど削られるが、他のメンバーが回復魔法を飛ばしてくれようで、かなり回復した。
さっきの攻撃でかなり削れたのか、アルフィアクのHPはかなり減っていた。
「残り4割、一気に削るよ!」
「「「うん(はい)!」」」
長谷川さんがそう言うと、みんなは力強く返事をした。
いっちょやりますか。
俺はそう考えると、すぐに最大威力の連続技を発動する。
[スラッシュ][ソードレイン][カオスシールド][アシックロイド]
俺のMPすべてとHPの2割を使ったコネクトスキルだ。この連続技を使うと、MPはなくなりアシックロイドで相手をスタンさせるためにHPまで使うためかなりギリギリなのだが、なんとかアルフィアクのHPを残り3割強まで削ることができた。
俺の連続技が終わり、アルフィアクがスタンすると、後ろから大技が次々と飛んでくる。
そして・・・
「グギャアアアァァァァ」
アルフィアクが倒された。
すると画面には、
『New Time Record』
と表示された。
「「「やったー!」」」
リアルでみんなが大声を出して喜んだ。なかには飛び上がっている人もいた。
その途中でスマホの画面にドロップアイテムの一覧が表示される。
そのなかに俺のほしかったドロップアイテムがあった。
『グラミの街に転送します』
そして、その言葉が画面に表示されると、すぐに全員が街の中央に転送された。
お久しぶりです。yoshikeiです。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
現在、リアルで期末テストのテスト週間という学生生活のなかでそこそこ重要な週間中です。そのため、今回のように投稿に空きができてしまうと思いますが、終わり次第、書き上げていきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。