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初期設定をよく確認せずに始めたら、ネカマするはめになった・・・  作者: yoshikei
~次の街と生産スキルと隠しクエスト~
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第70話!

69話は書いている途中で2回もデータが飛んだので、大変でした・・

「ってことみたいだから、お父さんたちも参加させても良い?」


 近藤さんがそう聞いてきた。

 回りを見ると、なぜかほぼ全員がこっちを見ていたので、仕方なく俺が答えることにした。


「大丈夫だと思うけど。むしろ、本職の人に撮ってもらえるのなら大歓迎なんじゃないか?」

「そうか、そうか。なら参加しても大丈夫だということだな。それなら、もうお店は閉めよう。今日はちょうど予約もはいてないからね」


 近藤さんのお父さんは、そういうと、店の外に出て看板をひっくり返した。

  本当に閉めちゃったよ・・・


「そういえば、自己紹介がまだだったね。私は優衣と祐哉の父の近藤 拓海(たくみ)。こっちは私の妻の菜月(なつき)だ。夫婦共々よろしく頼むよ」

「よろしくね」


 拓海さんと菜月さんはそう言って挨拶をした。

 それにつられてか、各自の自己紹介が始まった。


「・・歩美です。優衣さんのクラスメイトです。よろしくお願いします」


 長谷川さんの自己紹介が終わり、俺の番が回ってきた。と言っても、最後まで自己紹介しなかっただけなのだが・・・


「俺は近藤さんの、、あ、優衣さんのクラスメイトの岩橋 理巧斗です。よろしくお願いします」


 俺がそういうと、拓海さんたちは首をかしげた。

 ちなみに、僕と言うのは相手を見下すような一人称らしい。昔の呼び方を調べていたら、そんなことが書いてあった。その時は、日本語って難しいとつくづく思ったぜ。


「個人のことをとやかく言うようで悪いが、理巧斗ちゃんはさっきから自分のことを俺と呼んでいるけど、それは癖なのかい?」

「はい。僕と言うのは少し合わないので。それと、ちゃん付けはやめててもらえませんか? さすがにこの年で呼ばれるのは恥ずかしいと言いますか・・」

「なぜその二択なんだい?」

「なぜって、世間一般でもそうだと思いますけど」


 俺がそういうと、拓海さんはさらに首をかしげた。


「他にも私とか色々あるんじゃないのか?」

「まあ、私って使うことはあると思いますけど、実際それを普段の一人称として使っている人はあまりいないと思いますよ?」

「優衣、そうなのか?」

「あー、お父さん、勘違いしてるよ」

「なにをだ?」

「理巧斗君は女の子じゃなくて男の子だよ?」


「「「は?」」」


  いやいや、拓海さんはともかく、菜月さんや祐哉まで勘違いしていたのかよ・・・

 俺は心のなかで静かにそう言った。


「それは本当なのか?」

「もちろん」

「え、理巧斗ちゃんじゃなくて、理巧斗君だったと?」

「うん」


「「「え~!!」」」


  そんなに驚かれるようなことだろうか

 そんなことを考えながら、近藤家の皆さん(優衣さんをのぞく)が落ち着くのを待った。それから数分後、近藤さんだけだと長くなりそうだったということで、長谷川さんも落ち着ける役に入りなんとか理解してもらえた。


「ふぅ。すまなかったな理巧斗君。ちゃん付けなどで呼んでしまって」

「いえ、最近は初対面の人が少なかったので忘れていました。実は中学に通っていた頃や高校に入ってからも、男子に告白されるということがあったんですが、最近はなくなっていたので説明を省いてしまいました」


 俺がそういうと、近藤さん一家はまさに「頑張れよ」というような暖かい目を向けてくれました。

  余計なお世話だよ!

 残念なことに女子に告白されたことは一度もありません。

 そんなことを言うと、今でも暖かい視線が送られているのに、さらに暖かくなりかねないので言うのはやめた。

 感想

  黒歴史を使うのに時と場所を考えないで使ったら、雰囲気が一変して、大変なことになりました。

 思わず頭のなかにこんな文章が浮かんできた。

  これからは気を付けよう・・・


「さてと、まだ時間はありそうだからいいけど、早く撮影に行かない? 私、かなり楽しみなんだけど」


 長谷川さんがそういうと、周りからそれに同意する声が大勢聞こえてきた。


「じゃ、じゃあ、早速いこうか」

「はい」


 近藤さんご夫婦につれられて、全員がスタジオに移動した。



「理巧斗君はこっちね」


 俺はスタジオに着くと、菜月さんにつれられて他の人とは別の部屋に移動させられた。

 そこには鏡と、奥を見ると多種多様な服がおいてあった。


「まずは普通の写真をとりましょうか。今回はちょっと悪いことしちゃったみたいだから、ついでに撮ってあげる」


 菜月さんはそういいながら、俺を鏡の前の椅子の方へと移動させ、座らせた。


「目を閉じててね。少し時間がかかると思うから、寝てても良いわよ?」

「あ、はい。ありがとうございます」


 俺は目を瞑ると、力を抜いた。椅子の背もたれ倒されていくと同時に、顔に暖かいタオルがおかれると、気持ちよくて、そのまま眠りについた。



 どのくらい眠っていただろう。椅子の背もたれがあげられるのを感じると、俺は目を覚ました。


「お、ちょうど起きたわね。メイクも完成したし、机の上の服に着替えたらスタジオに来てちょうだいね」

「はい」


 俺は言われたように机の上に置かれていた服に着替えると、スタジオに向かった。

 服はタキシードだった。蝶ネクタイなどはボタンで止めるやつだったので、着たことのない俺でもひとりで着ることができた。


「着替え終わりましたー」


 そして、写真を数枚撮ると、またさっきの部屋に移動させられた。



「さてと、じゃあ、今回の目的の写真をとりましょうか」

「目的?」

「ええ。撮影中にしっかりと選んでおいてもらったから、大丈夫だと思うわよ?」

「はぁ」

「じゃあ、メイクを直すから、また椅子に座ってね~」

「わかりました」


 俺は椅子に座り、目を閉じた。

  この時はまさかあんなことになるなんて思っても見なかった・・・

 こんにちはyoshikeiです。

 今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 なんと、70話を突破しました!

 本当にいつのまにこんなに書いていたんでしょうねww

 自分でもかなり驚いています。数日休んでしまうこともありましたが、なんとかここまでこれました。これも、皆様の応援のお陰です。日々少しずつでも増えていくポイントや感想などのお陰で、頑張とうと思えました。ありがとうございました。

 今後も、できる限り毎日投稿できるように頑張りますので、よろしくお願いします。

 それと、理巧斗君が女装するのはもう少し後になりそうです。

 今後ともよろしくお願い致します。


次回の更新は6月17日午前9時です。


今回の投稿は明日の朝の分で、さらに、70話記念で2話分使っていたので、ストックがマジでないです。どうしよう・・・

消すことはないので、安心してください。

頑張って明日の朝も書きます。

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