68
なんとか書き上がりました~。
疲れた・・・
「ああ、そのこと」
長谷川さんはそういうと、説明を始めた。
「あのね、理巧斗君が外に出ていて、なにも用事がないなんてこと滅多にないじゃない? 学校で遊びに誘っても、全然誘いに乗ってくれないもの。だから、私の知り合いに声をかけて、みんなで遊ぼうってことになったのよ」
言い終わると、長谷川さんは近づいてきて、耳元で話し始めた。
「実際、あなたのファンって多いのよ? ガス抜きくらいは自分でしなさい」
「おい、ふぁn」
指で口許を押さえられ、ウィンクされた。
「さて、一回まとめてみんなでどこに行くか話し合いましょうか」
長谷川さんはそういうと、パンパンと手を叩き、他の人と話を始めた。
数分後、話し合いは終わったようで、長谷川さんが近くによってきて、神妙そうな顔をしながら言った。
「理巧斗君、一応行く場所は決まったわ。それと、ごめんなさい。先に謝っておくわね」
「どうせ、今から断っても無理矢理つれていかれるんだろ? どのみち同じだ。それと、なんではせg「歩美」・・歩美さんが謝るんだ?」
「それは、あなたが嫌かもしれないと思ってね。これから行く場所が、ちょっとあれだから」
あれってなんだよ。そんな言い方されたら、怖いじゃねぇかよ。
「歩美ー、まだー?」
「ちょっと待ってー」
周りの人から急かすような声が聞こえてきて、長谷川さんはそれに返事をしていた。
「そういうことだから、行きましょうか」
「ああ、わかった」
俺は覚悟を決めて、ついて行くことにした。逃げることもできなくはないが、長谷川さんにも気を使わせていたようだったので、逃げるのは気が引けた。
そして、10分ほど歩いただろうか。俺は
「どうしてここに来ているんだ?」
フォトスタジオの前に連れてこられていた。
「ほんとにごめんなさい。止めようとはしたけど、ダメだったのよ」
長谷川さんがそう言ってきた。
「まあ、写真を撮るのは良いが、俺はそんなに金を持ってないぞ?」
「お金のことは大丈夫よ。ここは優衣の家族の人がやってるらしいから」
優衣とはたぶん、クラスメイトの近藤 優衣のことだろう。
回りを見ると、やっぱりいた。
「わかった。でも、なんでここに?」
「もちろん写真を撮るためよ。良いっていてくれたわよね?」
「誰の?」
「理巧斗君の」
「なんで?」
「それは・・・色々あってってことで許してちょうだい。話すのは気が引けるわ」
一体、何があったんだ・・・。
こんにちはyoshikeiです。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
今回の作品は投稿日の早朝に書き上がったものです。なんとか完成させることができたので、よかったです。
今後ともよろしくお願い致します。
次回の更新は6月16日午前9時です。