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あれ? おかしい。後書きがかなり長くなっている・・・
長谷川さんはカップ受けとり、普通に飲んだ。
「こういうのもたまには良いかもしれないわね。あ、私のコーヒーもどうぞ~」
「じゃあ、一口もらうわ」
俺はそう言うと、長谷川さんの頼んだコーヒーを一口飲んだ。
「っ!」
「ああ、確かにここのブレンドコーヒー美味しいな。もしかして、長谷川さんってかなりの件数廻ってたりする?」
俺が顔をあげると、長谷川さんの顔が少し赤くなっていた。
「大丈夫か? 顔赤いぞ? 風邪引いてるなら、もう帰るか? なんなら送るぞ?」
「だっだいじょうぶ! だから、顔を覗きこもうとしないで!」
「おっと、すまん」
俺は長谷川さんから離れた。
「なんでそんなに平然としていられるのよ!」
「ん? なにか言ったか?」
長谷川さんがなにかポツリと言った。小声だったため、はっきりと聞こえず聞き返したが、教えてはくれなかった。
何て言ったんだ? まあ、そんなに重要なことじゃないんだろう。
そう思った俺は、長谷川さんから返してもらったハーブティーを飲んで、長谷川さんが落ち着くのを待った。
「ふぅ、ごめんね。少し取り乱しちゃったよ」
「ああ、大丈夫だ」
「それでさ、今ってこのお店にそれなりに人がいるよね?」
「ああ、まあそうだな」
「じゃあ、私たちって飲み物とか交換してたけど、周りからどう見られてるんだろうね~」
長谷川さんがニヤニヤとしながらそう言った。
「残念ながら恋人には見られないだろうな。俺と長谷川さんだと、女同士で話しているようにしか見えないんじゃないのか?」
リアルでもかなり女顔の俺はそうとられることが多い。
女子と歩いていればデートではなく遊びに来ている見られ、男子と二人で歩いていればデートと思われる。
駅前で待ち合わせをすれば、男が誘ってくる。いわゆるナンパだ。
そういう経験が多い俺は、ゲームでも女性と判定されたとき、諦めた。
「へー。残念なんだ」
「ん? 当たり前だろ? 長谷川さんも一般的に見ると美人だと言える部類にはいる気がするが? ナンパくらいはされたことがあるんじゃないのか?」
「っ! そっ、そうなんだ」
長谷川さんはコホンと咳をすると、また話を続ける。
「でも、残念だったわね。私はナンパはされたこと無いわよ? あなたとは違ってね」
そして、長谷川さんはクスクスと笑った。
こんにちはyoshikeiです。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
次回の更新は6月14日午前9時です。
それと、作者から理巧斗君に一言
「ん? どうした?」
リア充爆発しろ
「ひでぇ! そもそも、デートにすら見られないんだから良いだろ!」
間接キスとかしてたくせに! なにを言うか!
「知らん! 大体、長谷川さんは一口も飲んでいなかったはずだ!」
え? なに言ってんの? 飲んでたに決まってるじゃないか。
「そうだったのか! でも、口をつけた場所は違うはずだ!」
いや、口をつけた場所はそこまで問題ではない! 同じカップで同じものを飲んだと言うことが間接キスだと言っているのだ!
「知るかよ! 長いからもう終わるぞ!」
あ! まt・・・