表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初期設定をよく確認せずに始めたら、ネカマするはめになった・・・  作者: yoshikei
~次の街と生産スキルと隠しクエスト~
59/115

58

「は?」


 俺は、弥生が転生体だと言うことがよくわからなかった。

  え? なに? このゲームって転生とかあるの?


「まあ、そのような反応をするのが妥当じゃろうな。じゃが、人間の中にも能力値を上げたものは転生するはずじゃが?」

「そうだったのか」


 どうやら、このゲームは転生システムが導入されているらしい。

  となると、レベルの限界っていくつなんだろうな。


「知らぬのならそれでもよいのじゃ。妾はその転生体の中でも特殊な例のようでの、この1つのからだの中に、あやつと妾の2つの魂が入っているのじゃ。そのためなのか、こんなめんどくさいことになってしまったのじゃ。まあ、転生体じゃからの、転生前のスキルは持っておるし、この体になってから能力値も多少は上げた。それに記憶もほとんどが残っておるから色々なことを知っておる」


 弥生はそう言って話を終えた。


「そうか。まあ、フェルネも弥生もどっちでも良いや。同じ仲間ってことで、これからもよろしくな」


 俺がそう返すと、弥生は少し驚いたような顔をした。


「お主は怖いとは思わんのか?」

「何をいっているんだ? どのみち同じだろ? それに俺はこれでも中身は男だ。多重人格くらいで怖がるようなことはない」

「そうか。あやつは良い主人に巡りあったのじゃ」

「ありがとよ」

「お主が怖がらないのなら、それでよいのじゃ。ほれ、ハーブティーの入れ方を教えてやるのじゃ。さっさと出さんか」


 弥生は笑顔になると、ハーブを要求した。


「わかったよ・・ほい」


 俺は全種類のハーブを生の状態で弥生の前に出した。


「青や紫、オレンジまであるのじゃ。珍しいものを持っておるのじゃな」

「え? 珍しいのか?」

「うむ。良い土地でしか育つことがないものなのじゃ。今はどうなっているかはわからんがの」

「うまいのか?」

「もちろんじゃ。転生前の時代では良い土地でしか育たんかったゆえのぉ、かなり高値で取引されていたのじゃ。それに、青は水が豊富な土地、紫は塩分と水分が豊富な土地、オレンジは養分が豊富な土地でしか育たんのじゃ。全部をてにいれるのは大変だったのじゃ」

「へ~」

「久しぶりによいものが見れたのじゃ。まあ、今回使うのは赤だけでよい。この中で一番数が多いのじゃろう?」

「まあ、そうだな」

「ならば、それで練習するのじゃ。さあ、調理場へと向かうぞ!」


 弥生は元気にキッチンへ歩いていった。



「まずは、乾燥したものからじゃの。お主、料理ができたと言うことは料理スキルを持っているのじゃろ? 乾燥をするのじゃ」

「わかった」


 弥生は張り切りながら、俺の前にお皿に入った赤いハーブを出してきた。

  張り切りすぎて、カップとか落とさなければ良いが、大丈夫だろうか。

 俺はそんなことを考えながら、アーツを使った。


「“この物を温めて干せ”[乾燥]」


 アーツを使うと、先程と同様にハーブはしぼんでいった。

 こんにちはyoshikeiです。

 今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 どうしてこうなったのかよくわかりませんが、今後ともよろしくお願い致します。


次回の更新は6月4日午前9時です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ