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初期設定をよく確認せずに始めたら、ネカマするはめになった・・・  作者: yoshikei
~次の街と生産スキルと隠しクエスト~
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  そういえば、ここのキッチンって使ってもいいのか?

 ふとそんなことを思った俺は、アクタにチャットを繋いだ。


『おう、リクか。どうした?』

「今、大丈夫か?」

『もちろん。街をぶらついているだけだからな』

「そうか、今お前の家にいるんだが、キッチンを使えないか、と思ってな」

『そんなことか。その家にあるものはおおよそ自由に使ってもらって構わないぞ』


 俺はアクタの貰った腕輪の効果を聞いていないことを思いだし、ついでに聞くことにした。


「ありがとな。じゃあ、もう1つ」

『なんだ?』

「お前が貰った腕輪あっただろ? あの効果を聞きたくてな」

『ああ、あれか。あの腕輪の効果は取得経験値の上昇だった。まさに名前の通りだな』


 チャットの向こうでアクタが笑っていた。

 たしか名前は レベリング(腕) だったはずだ。

  その名前で、効果が取得経験値の上昇とか、どう見てもネタ装備でしかないだろ。

 俺は心のなかで運営に突っ込みをいれた。


「詳細は?」

『普通は明かさないような気もするが、まあお前なら大丈夫か。その代わり、お前の貰ったアイテムの詳細も教えてもらうぞ』

「もちろんだ」

『あの装備の効果は取得経験値の1割上昇と耐久値の自動回復だった。耐久値の自動回復は文字通りこのアクセサリーの耐久値が時間で回復していく。全壊以外なら修復が可能みたいだ』

「かなり有用なアイテムじゃないか?」

『だな。譲渡も可能みたいだから、ギルドとかで管理するレベルのものだろうな』

「なあ、俺にも貸してくれ」

『まあ、必要なときがあったら貸してやるよ』

「サンキュー」

『おう、で、お前の貰ったアイテムは?』

「それがまだ使ってないんだよ。説明欄にも俺の分のアイテムは譲渡不可って書いてあるだけで、他には書いてない」

『うわ、怪しい装備だな』

「ま、この後にでも使ってみるさ」

『わかったら、次にあったときにでも報告してくれ』

「おう」


 俺はアクタとのチャットを切り、キッチンへと向かった。



「さて、お茶でも作るか」


 俺は棚からカップとティーポットを取り出した。


「そういえば、茶葉って乾燥されたものしかないよな」


 実を言うと、市販の茶葉を買って、入れ方などは特に気にせずに作っていた。そのため、どのように作るのかはあまり考えたことがないのだ。


「仕方ない。ネットでも使うか」


 俺はメニューの中からインターネットを開き、お茶の入れ方を調べた。

 その結果、多すぎてよく分からないということがわかったのだった。

 こんにちはyoshikeiです。

 今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 今後ともよろしくお願い致します。


次回の更新は6月2日午前9時です。

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