表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初期設定をよく確認せずに始めたら、ネカマするはめになった・・・  作者: yoshikei
~次の街と生産スキルと隠しクエスト~
49/115

48

 俺たちはボスの前のセーフティーエリアに来ていた。


「リク、準備は終わったか?」

「フェルネ次第かな」

「やっと召喚するのか」

「まあ、他の人に見られたくないからな」

「隠すなら徹底的にやった方がいいとは思うが、流石にやりすぎじゃないか?」

「まあまあ、じゃあ出すぞ」

「おう」

「“今ここに現れよ。九尾ノ狐、フェルネ”[召喚]」


 俺が詠唱を終え発動すると、目の前が光だした。

  登場方法はフェルネが選んでやるみたいだな。

 そんなことを考えながら、登場するまでを見ていると、


「りくー!」


 フェルネは俺に飛びかかってきた。


「わっ! フェルネ! 離れろ!」

「え~、なんで~」


 フェルネはいっこうに離れようとしなかった。


「リークー」


 その光景を見ていたアクタは、怒ったような声で俺を呼んだ。


「ほら、アクタが呼んでるから、フェルネは一回離れてくれ」

「ぶー、わかったよぅ」


 フェルネは頬を膨らませながらもやっと離れてくれた。


「お前は男だっていってただろ! だったらなんでこの子とそんなにくっついているんだ!」

「それはフェルネに言ってくれ」

「え? わたしですか?」


 フェルネに話を振ったのだが、どうやら状況がよく理解できていないようだった。

 その時アクタが、フェルネに話しかけた。


「えっと、フェルネさん? でいい?」

「あ、はい。いいですよ?」


 フェルネは俺以外の人と話すときは、少し他人行儀になるようだ。

  もしかして人見知りでもあるのか?

 そんなことを思ったが、口にはしなかった。


「フェルネさんはどうして、リクに抱きついたんだ? これでも一応男だろ?」

「そうですね。でも、わたしはあまり気にしてませんよ? だって、どんな状態であろうともりくはりくですから」


 フェルネがそう言ったとたん、アクタは俺を思いっきり睨み付けた。


「まあ、話はここで切り上げて、さっさとボスにいかないか?」


 なぜか、このまま話を続けさせてはいけないような気がしたので、話をそらすことにした。


「りく、ボスに挑みに行くの?」

「ああ、それでフェルネにも協力してほしいんだが、いいか?」

「もちろん!」


 フェルネは笑顔でかえしてくれた。


「ま、仕方ない。さっさと行くぞ。早くしろ」


 アクタはイライラしながら、俺たちを急かした。

  俺としては待っていた方だから、急かされるのはおかしいと思うが、触らぬ神になんとやらだ


 そして俺たちは、ボスのフィールドへと入っていった。

 こんにちはyoshikeiです。

 今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 今後ともよろしくお願い致します。


次回の更新は5月25日午前9時です。


まずい、終わりが見えなくなってる・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ