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03

 転移が終わると、俺は噴水の前にたっていた。

 どうやらここがスタート地点のようだ。


「あ、なんかきた」


 俺の目の前に《“Akuta”からチャットが来ています》と表示されていた。たぶん拓海(たくみ)だろうと思い<応答>を選んだ。その予想は当たっていたようで、


『お、でたでた。タクだ。リク、今から合流できるか?』


「拓海か?合流ならできると思うぞ。どこにいけばいい?」


『今から印をつけたマップを送るから、そこに来てくれ。あとここはゲームだ。実名を使うな』


 しまった。つい実名を出してしまった。次からは気を付けよう。


「わかった。えっと、アクタ?」


『おう、じゃあ、もう切るな』


 拓海あらためアクタは、そう言ってチャットを終了させた。チャットが切れるとすぐにアクタからマップが送られてきた。俺はそのマップにしたがい、合流場所へと向かった。


ーーーーーーーーーーーー


 合流場所を見ると、1人だけポツンとたっている人がいた。たぶんあれが拓海のアバターであるアクタだろう。俺は少し急ぎながらその場所へ向かう。名前は本人から教えてもらうまで表示されないらしいので、名前は見えていないが、他のアバターがいないためあれがアクタ本人だろう。


「よっ!」


 俺はアクタの肩を叩きながら、声をかけた。リアルで会うときと同じように行動したと思ったが、アクタは肩をビクッとさせた。


「ど、どうもこんにちは。今日はお日柄もよく、じゃなくて、どうかしましたか?」


「アクタ、お前なにやってんだ?NPCの真似(まね)か?」


「あ、あの、どこかでお会いしましたでしょうか?」


「アバターの名前と容姿でわかるだろ。あ、そういえば、こっちが教えるまで名前は表示されないんだったな。まったく。俺だよ、俺。リクだ。一応確認しておくが、お前がタクでアクタだよな?」


 俺がリアルで呼んでいるあだ名を呼んだとき、ようやく誰かということに気づいたようだ。


「お前まさか理巧斗か?」


「ああ。ちなみにそれはリアルの名前だぞ。わかってると思うが、ここではリクだ。自分で言ったことくらいは自分で守れアクタ」


「すまん。で、リク。まさかお前ってリアルが女だったのか?たしかに女顔だが、お前が男だって言うからそれを信じてきたのに、まさかそれが嘘だったなんてな。一本とられたぜ」


「いや、なにいってんだよ。俺は正真正銘の男だ。小さい頃に一緒に風呂も入ったことあるだろ?もう忘れたのか」


「たしかにそうだが・・・。リク、お前どんな方法を使ったんだ?これはネカマできないはずだろ?」


「どんなって、特になにもやってないぞ?アバターも写真を元にした自動作成にして、手は一切加えてないし」


 タクのいっていることがわからず、キョトンとしている俺にタクはこういった。


「だってお前、今


   女だぞ


 それもかなりの美少女だ」と・・・。



ーーーーーーーーーーーーーーー


リク

Lv.1

HP 110/110

MP 110/110


Str 20

Vit 20

Int 22

Mind 20

Dex 22

Speed 21


スキル  SP0

【付加魔法 Lv.1】【弓 Lv.1】【調薬 Lv.1】【隠密 Lv.1】【回復魔法 Lv.1】【】【】【】【】【】

控えスキル

なし


装備品

【武器】ーーー

【頭部】ーーー

【外着】ーーー

【内着】ーーー

【腕】 ーーー

【胴体】ーーー

【腰】 ーーー

【靴】 ーーー

【アクセサリー】0/7

なし


持ち物

初心者の弓

練習用の矢筒

ホルダーベルト 〔〕〔〕〔〕

初心者ポーション×10

 こんにちはyoshikeiです。

 今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 今後ともよろしくお願い致します。


次回の投稿は4月26日午前9時です。

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