23
「あ、買取り価格聞いてきた?」
「はい」
「じゃあ、どのくらいにする?」
「えっと、一個 12000r くらいでどうだ?」
「はぁ・・・」
ユウキに金額を提示したらため息を疲れた
「えっ?高かったか?」
「あのね、さっき言ったでしょ?吹っ掛けてもいいよって」
「いや、さすがに悪いだろ」
「だから、もっと攻略が進めば普通に手にはいるような素材になるかもしれないけど、現状ではそのアイテムはそれなりのレアアイテムなの。だから、吹っ掛けてもいいよって言うのは嘘じゃないんだよ。リクちゃんはそんなに遠慮しなくてもいいの」
ユウキはそう諭すように言った。
「今なら安くても1個の値段はこのくらいかな」
《ユウキからトレード申請が来ています。30000r》
トレード申請と一緒に値段が表示された。
「いやいや、これは高すぎだろ!」
「そんなことないよ。手入れさえすれば、かなり長期間使うことができる武器になるはずだし、安くてもこの値段よ?むしろ、これ以上下げたらバランスが壊れちゃうよ」
「はぁ、わかった」
俺は、そういいながら、トレード申請を受けた。
トレード画面に上質で乾燥した木材を2つのせて提示した。
「1つは普通の買取りで、もう1つは弓をつくってもらえないか?」
「わかったよ」
ユウキは半分あきれながらも、トレードを承認してくれた。
「じゃあ、フレンド登録しようよ。そうすれば、いつでも連絡とれるし」
「そうだな」
「じゃあ、よろしくね。私は木工師のユウキって言えばβの人はわかると思うよ」
《“yuuki”からフレンド申請が届きました。》
「わかった。じゃあ、俺は生産系弓使いリクってことで」
《承認》
俺たちはもう一度自己紹介をしながら、登録を終え別れたのだった。
ーーーーーーーーーーー
俺は街のそとにいた。
理由は調薬で薬を作るために使用する、素材がなかったからだ。
「うーん、なかなか見つからないな」
今は短剣スキルを外して、採集スキルを入れ探しているのだが、なかなか見つからなかった。
採集スキルは素材となるものがあれば、その場所に目印がつくスキルだ。
およそ30分ほど探し続けているのだが、数がかなり少なかった。
ーーーーーーー
・薬草
・赤いハーブ
・青いハーブ
・緑色の草
・朱色の草
・紫のハーブ
・石
ーーーーーーー
というような感じだった。
「全然採れん」
俺は仕方なく、セーフティエリアを探し、今ある材料で調薬を始めた。
ーーーーーーーーーーーー
アイテム紹介4
薬草
素材アイテム
料理や調薬と様々な分野で使える
使い方はひとつではない
主な使い方はポーションの原料
赤いハーブ
素材アイテム
料理や調薬と様々な分野で使える
使い方はひとつではない
青いハーブ
素材アイテム
料理や調薬と様々な分野で使える
使い方はひとつではない
紫のハーブ
素材アイテム
料理や調薬と様々な分野で使える
使い方はひとつではない
緑色の草
素材アイテム
料理や調薬と様々な分野で使える
使い方はひとつではない
朱色の草
素材アイテム
料理や調薬と様々な分野で使える
使い方はひとつではない
石
非売品
素材アイテム
そこら辺に落ちていた石
使い道があるかもしれない
非売品だからって怒るなよ?
そんな暇あったら拾いに行け
こんにちはyoshikeiです。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
次回の更新は5月8日午前9時です。